ロマンス小説感想日記

ロマンス&ミステリー小説感想日記

海外ミステリー、ロマンス小説のブックレビュー

蜘蛛の巣の罠 ラーシュ・ケプレル

蜘蛛の巣の罠 (上) (扶桑社ミステリー) ラーシュ・ケプレル 扶桑社 蜘蛛の巣の罠 (下) (扶桑社ミステリー) ラーシュ・ケプレル 扶桑社 The Spider: A novel (Killer Instinct Book 9) (English Edition) Kepler, Lars Knopf このシリーズの感想はいつも…

2024年5月刊行予定 ロマンス小説 翻訳ミステリー

*随時更新 前略、駆け落ちしてもいいですか? (コージーブックス) メアリー・ウィンターズ 2024/5/9 原書房 Murder in Masquerade (A Lady of Letters Mystery) Winters, Mary 2024 Berkley Four Weddings And A Duke (原題) (ラズベリーブックス) ミシェル・…

あなたとわたしの夏の旅 エミリー・ヘンリー

あなたとわたしの夏の旅(上) (扶桑社ロマンス) エミリー・ヘンリー 扶桑社 あなたとわたしの夏の旅(下) (扶桑社ロマンス) エミリー・ヘンリー 扶桑社 People We Meet on Vacation Henry, Emily Berkley エミリー・ヘンリーの邦訳2作目。旅行好きでいつ…

書店主フィクリーのものがたり ガブリエル・ゼヴィン

書店主フィクリーのものがたり (早川書房) ガブリエル ゼヴィン 早川書房 The Storied Life of A. J. Fikry: A Novel Zevin, Gabrielle Algonquin Books G・ゼヴィンの2016年本屋大賞翻訳部門受賞作。本屋が主人公の心温まる物語とくれば、そりゃあ受賞する…

扉の中 デニーズ・ミーナ

扉の中 (ハヤカワ・ミステリ 1683) デニーズ ミーナ 早川書房 Garnethill Mina, Denise Vintage Digital 1999年刊行の古いポケミス。デニーズ・ミーナはスコットランドのミステリー作家でこの作品でCWAの新人賞を受賞したとのこと。その後もたくさんの作品を…

内なる罪と光 ジョアン・トンプキンス

内なる罪と光 (ハヤカワ・ミステリ文庫) ジョアン トンプキンス 早川書房 What Comes After: A Novel Tompkins, JoAnne Riverhead Books 2022年のエドガー賞ノミネート作だけど、ミステリーと言うより純文学的な小説だと思う。殺人事件を題材にしてはいるけ…

天国からはじまる物語 ガブリエル・ゼヴィン

天国からはじまる物語 ガブリエル ゼヴィン 理論社 Elsewhere Zevin, Gabrielle Square Fish この作家の最新作「トゥモロー・アンド・トゥモロー~」(→感想) が気に入ったので過去の作品も読んでみた。2005年刊行のYA小説だけど、これは古くても読む価値のあ…

零下18度の棺 ステファン・アーンヘム

刑事ファビアン・リスク 零下18度の棺 (ハーパーBOOKS) ステファン アーンヘム ハーパーコリンズ・ ジャパン Eighteen Below (Fabian Risk Series Book 3) (English Edition) Ahnhem, Stefan Minotaur Books 北欧ミステリー。スウェーデンのミステリー作家は…

死刑執行のノート ダニヤ・クカフカ

死刑執行のノート (集英社文庫) ダニヤ・クカフカ 集英社 Notes on an Execution: A Novel Kukafka, Danya William Morrow Paperbacks 2023年のエドガー賞受賞作だけど、ミステリーというよりは死刑囚の人生を描いたドキュメンタリーのような小説だった。Goo…

2024年4月刊行予定 ロマンス小説 翻訳ミステリー

*随時更新 死者のカーテンコール イヴ&ローク57 (mirabooks) J・D・ロブ 2024/4/12 ハーパーコリンズ・ジャパン Encore in Death (In Death, 56) Robb, J. D. 2023 St Martins Pr この手はあなたに届かない (mirabooks) J・R・ウォード 2024/4/12 ハーパーコ…

監禁面接 ピエール・ルメートル

監禁面接 (文春文庫) ピエール・ルメートル 文藝春秋 Inhuman Resources: NOW A MAJOR NETFLIX SERIES (English Edition) Lemaitre, Pierre MacLehose Press 心理サスペンスというよりアクション映画のようなストーリーだった。意外な展開で驚かせてくれるの…

いきすぎた悪意 サンドラ・ブラウン

いきすぎた悪意 (集英社文庫) サンドラ・ブラウン 集英社 Overkill Brown, Sandra Hodder & Stoughton S・ブラウンの最新作。これは驚愕するほどのどんでん返しはなかったように思うけど、どんでん返しにこだわりすぎて無理のある展開になってしまうと却って…

火星の人 アンディ・ウィアー

火星の人〔新版〕 上 (ハヤカワ文庫SF) アンディ ウィアー 早川書房 火星の人〔新版〕 下 (ハヤカワ文庫SF) アンディ ウィアー 早川書房 The Martian: A Novel Weir, Andy Ballantine Books 映画はだいぶ前に見たけど、小説も読んでおこうかなと。私は普段SF…

禍根 パトリシア・コーンウェル

禍根(上) (講談社文庫) パトリシア・コーンウェル 講談社 禍根(下) (講談社文庫) パトリシア・コーンウェル 講談社 Autopsy (Kay Scarpetta Book 25) Cornwell, Patricia William Morrow スカーペッタ シリーズの5年ぶりの新作。5年も間があいたのは作者が…

化学の授業をはじめます ボニー・ガルマス

化学の授業をはじめます。 ボニー・ガルマス 文藝春秋 Lessons in Chemistry: A Novel Garmus, Bonnie Doubleday ドラマを見たので内容はわかっているのだけど、小説も読みたかったので買ったわ。単行本なので高かったけど面白かったので満足!できることな…

処刑台広場の女 マーティン・エドワーズ

処刑台広場の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫) マーティン エドワーズ 早川書房 Gallows Court (Rachel Savernake Book 1) Edwards, Martin Head of Zeus "このミステリーがすごい!"で3位に入っていたので、きっと凄いどんでん返しがあるに違いないと思い読んで…

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン他 最近見た映画

秋に劇場公開されたばかりの「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」が AppleTV+ でもう配信が始まっていたので早速見てみた。3時間半もあって長いけど見応えはあった。

受験生は謎解きに向かない ホリー・ジャクソン

A Good Girl's Guide to Murder シリーズの短編。原書は2作目と3作目の間に刊行されていて、1作目の前日譚にあたるストーリー

2024年3月刊行予定 ロマンス小説 翻訳ミステリー

2024年3月刊行予定 ロマンス小説 翻訳ミステリー

救出 スティーヴン・コンコリー

よくあるミリタリー・サスペンスで、特別目新しいところはないけれど、読みやすく面白かった。

永遠が終わる頃に シャノン・マッケナ

永遠が終わる頃に (mirabooks) シャノン マッケナ ハーパーコリンズ・ジャパン Their Marriage Bargain (Dynasties: Tech Tycoons Book 1) McKenna, Shannon Harlequin Desire S・マッケナの契約結婚をテーマにした新シリーズ。ハーレクイン小説も上手い作家…

黒い錠剤 パスカル・エングマン

黒い錠剤 スウェーデン国家警察ファイル (ハヤカワ・ミステリ) パスカル エングマン 早川書房 Femicide (Vanessa Frank Book 1) (English Edition) Engman, Pascal Legend Press 初邦訳のスウェーデン人作家。これはVanessa Frankシリーズの2作目だけど1作…

死のドレスを花婿に ピエール・ルメートル

これはP・ルメートルの初期の作品で、「その女、アレックス」の原点と言われているらしい。

海賊のキスは星空の下で ジュリア・クイン

Rokesbys シリーズ3作目。本作は何とヒロインが私掠船の乗組員に誘拐されて、ポルトガル行きの船に乗せられてしまうというトンデモストーリー。

「終わらない週末」他、最近見た映画の感想

Netflixの新作映画「終わらない週末」を見たので感想を。これは原作小説はあまり面白くなさそうだから読んでいないけど、ジュリア・ロバーツ、イーサン・ホーク、ケビン・ベーコンという豪華キャスト(薹が立った俳優ばかりとは言え・・)で映画化されたので見…

悪魔は壁の花に恋をする サラ・マクリーン

悪魔は壁の花に恋をする (ライムブックス) サラ・マクリーン 原書房 Wicked and the Wallflower: Bareknuckle Bastards Book 1 MacLean, Sarah Avon 年末はどこの出版社も人気作家を投入してくるので、ロマンス小説も12月はリサ・M・ライスにノーラ・ロバー…

Goodreads Choice Awards 2023

Goodreads Choice Awards 2023 が発表されたのでリンクを張っておきます。

真夜中の愛撫 リサ・マリー・ライス

ミッドナイトシリーズ最新作。ヒロインは優れた頭脳を持つコンピューターの達人で、ヒーローは陰謀に巻き込まれた彼女を守るASI社のエージェント。

2024年2月刊行予定 ロマンス小説 翻訳ミステリー

2024年2月刊行予定 ロマンス小説 翻訳ミステリー

カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ サリー・ルーニー

カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ サリー ルーニー 早川書房 Conversations with Friends Rooney, Sally Faber & Faber この作家の「ノーマル・ピープル」が良かったので、デビュー作のこちらも読んでみた。サリー・ルーニーは1991年生まれの若い作家で…

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