ロマンス小説感想日記

ロマンス小説感想日記

海外ロマンス小説、翻訳ミステリーのブックレビュー

♡Historical

忘れえぬキスを重ねて ジュリー・アン・ロング

今作は原書が2019年刊行の最新シリーズThe Palace of Roguesの1作目。そこまで期待せずに読んでみたけど、思いの外とても良かった。さりげないユーモアが楽しくて、ロマンスは甘く切なく、ちょっとした捕り物劇も盛り込まれているよく出来たストーリーで、…

唇にはレクイエムを シモーヌ・セントジェームズ

1920年頃のイギリスの話で、その時代が舞台の小説をあまり読んだことがないから新鮮だった。ヒロインは、人材派遣会社から幽霊の本を書いている作家のアシスタントの仕事をもらい、若い女性の幽霊が出るという屋敷に調査に行くことに。

公爵令嬢の恋わずらい キャンディス・キャンプ

モアランド公爵家シリーズの最新作だけど、時系列を遡って長女のロマンスを書いているから、他の兄弟姉妹はまだ独身だし、双子もまだ子供。ヒロインは、これまでのシリーズでは存在感が薄かった気がするけど、科学に夢中で研究に没頭している学者タイプにし…

侯爵家の居候は逃げだした令嬢 シリア・ジェイムズ

シリーズ2作目だけど、ストーリーも、主役2人のキャラクターも前作と似たような感じで、もう少し変化があると良かったかも。可愛らしいロマンスだったけど、まあ普通かな。

伯爵の不都合な花嫁 ジュリア・ジャスティス

ハーレクイン・ヒストリカルは、もう何年も読んでいなかったけど、ジュリア・ジャスティスの新作が出たので久しぶりに読んでみた。この作者も昔の作品は捻りがあって好きだったけど、何だか普通になっちゃって、

路地裏の伯爵令嬢 ロレイン・ヒース

ヒストリカル・ロマンスでは身分違いの恋は定番中の定番で、これまで同じテーマの作品を数えきれないくらい読んできたけど、これほど心を揺さぶられる作品はなかなかないと思う。

忘れ得ぬ恋の誓いに コートニー・ミラン

今作は最新シリーズ“The Worth Saga”の1作目。よくある再会もののロマンスかと思いきや、あらすじからは想像しなかった深い奥行きのあるストーリーだった。ヒロインは伯爵令嬢だけど、父と兄が英国の情報を敵国に渡した反逆罪で告発され、父は自殺、兄は流…

メイフェアの不運な屋敷に幕は下り M・C・ビートン

シリーズ4冊読破!全作翻訳されたということは、よほど人気があったのね。確かにこれは面白い。時代の雰囲気が感じられる本物のヒストリカルだという気がする。正直、一話ごとに変わる屋敷の借り手のロマンスは毎回似たり寄ったりでワンパターンなんだけど…

放蕩子爵は砂漠のシーク モニカ・バーンズ

ロマンス小説の中で、シークものって人気があるのかな?普段は好んで読むテーマではないけど、kindle unlimitedに入っていたので読んでみた。ヒーローはイギリスとベドウィン族のハーフで、英国の子爵でもありシークでもあるという都合の良い設定。ヒロイン…

メイフェアの不運な花嫁 M・C・ビートン

遅ればせながら、M・C・ビートンの“不運な屋敷”シリーズを読んでみた。原書が1986年に書かれたものだから、最近のヒストリカル・ロマンスとは違ってクラシカルな雰囲気があるわね。屋敷の使用人たちが活躍する珍しいストーリー。

貧乏紳士と幸運の女神 エリカ・リドリー

賭博で借金地獄に陥っているヒーローと、母親が娼婦で父親不明の私生児のヒロインtとのロマンス。短いのですぐに読めるけど内容も薄かった。キャラクターの魅力が乏しくて、特にヒーローにはあまり良いところがないなあ。

時間の囚われ人 ジュリー・マッケルウェイン

FBI捜査官のヒロインが、摂政時代のイギリスにタイムトラベルして、公爵領で起きた連続殺人を捜査するという珍しい設定のミステリー。ロマンス小説のタイムトラベルものだと行先は中世が多くて、リージェンシーというのはあまり読んだことがないから新鮮だっ…

不埒な夫に焦がれて ミーア・ヴィンシー

2年前に形だけの結婚をしたヒロインは、妹を社交界にデビューさせるために田舎からロンドンに出てきて、結婚式以来顔も合わせていなかった夫と再会し、成り行きで彼の家に同居することになり、お互いの人柄を知るにつれ惹かれあっていく・・・というストー…

束の間のバカンスを伯爵と メアリ・バログ

サバイバーズ・クラブの紅一点、夫を戦争で亡くし心を閉ざして生きているイモジェンがヒロイン。心温まるロマンスで良い話だった。かなり重い過去を背負っているヒロインなので、お相手はどんな男性だろうと思っていたけど、裕福な貴族で、愛情豊かな両親の…

囚われ人に愛を誓えば ケイト・べイトマン

この作者はスキルを持った知的なヒロインを書くのが好きらしく、今作でも貿易会社を経営するヒロインが専門知識を生かしてボウストリートの密偵として働くヒーローに手を貸して活躍していた。

真実の愛を公爵と マヤ・バンクス

ヒロインは夫に虐待されて辛い結婚生活を送っていたけれど、夫が旅先で亡くなり自由になる。気の毒な女性が主人公のシリアスなストーリーかと思ったらそうでもなく、ヒロインはあんな酷い夫の喪に服すものかと、派手な衣装で舞踏会に現れスキャンダルを巻き…

カーマの愛に守られて リサ・クレイパス

今作のヒロインは英国初の女性医師。実在の人物をモデルにしているそうで、作者にとっても思い入れのある作品らしい。当時の医療事情を入念にリサーチしたに違いなく、医師として働くヒロインにリアリティが感じられ、魅力あるキャラクターになっていると思…

女王陛下に愛を捧げて マヤ・バンクス

今作は、この作者が昔別名義で書いたヒストリカルの初期作。まだそれほど有名でなかった頃の作品だからか、ものすごく気合い入れて書きました!という感じ。最後までこれでもかというくらいどんでん返しの連続で、わざとらしく感じるくらいだけど少なくとも…

壊れた心のかけら リリー・マクストン

The Townsends シリーズ1作目。戦争で片足を失った義足の伯爵がヒーロー。ヒロインは幼い頃に両親を亡くして、親戚の家を転々としていた孤児。不幸な境遇の二人のロマンスなので感動的なストーリーを期待したけれど、あまり刺さるところのない作品だった。

眠れる森の貴婦人 キャンディス・キャンプ

キャンディス・キャンプがクリスティン・ジェイムズ名義で書いたアメリカン・ヒストリカル。この作品はFurgason Brothers2部作の1作目だけど2作目は翻訳されてない。

今宵の誘惑は気まぐれに リンゼイ・サンズ

L・サンズの中世ヒストリカル。中世でも舞台はイギリスだからハイランダーものとは少し違う。いつもどおり、笑えて楽しいラブコメだったけど、初期作だからか、やや詰めが甘いような。

密やかな愛へのいざない セレステ・ブラッドリー

今作は、変わり者のワーシントン家の人々を主人公にしたWicked Worthingtonsシリーズの1作目で、変人揃いの一家の行き遅れの長女のヒロインと、元諜報員で任務のせいで死にかけて、顔と体が傷だらけのヒーローのロマンス。

伯爵家の家庭教師は逃げだした令嬢 シリア・ジェイムズ

ヒロインはお金持ちのアメリカ人で、イギリスの貴族と結婚させようと目論む母親に中年のいやらしい子爵との結婚を強要され、耐えられずに逃げ出してアメリカに帰ろうとした矢先、強盗に全財産を盗まれ一文無しになり、大富豪の娘であることは隠して、助けて…

愛する心を取り戻すなら メアリ・バログ

戦争で傷を負った人達が主人公のSurvivor's Club シリーズ5作目。今作は顔に傷がある伯爵、ラルフがヒーロー。ヒロインは家族の醜聞で社交界から爪弾きにされ、オールドミスになり、貴婦人のコンパニオンになった令嬢、クロエ。

禁断の公爵と還ってきた令嬢 ダーシー・バーク

軽く読めるヒストリカル。250頁しかないので色んな意味で薄い。この作家さんは現代もののロマンスもたくさん書いてるらしく、そのせいかリージェンシーなのにヒロインの考え方が現代女性みたい

侯爵と内気な壁の花 クリスティーナ・ブリトン

ゴールデンハート賞を獲った新人作家のデビュー作だそうで。今年のRITA賞でBest first bookとHistorical Romance shortの2部門にノミネートされていたけど受賞には至らなかったみたい。

公爵と裏通りの姫君 ロレイン・ヒース

孤児を引き取っている未亡人の元で育った血のつながらない兄弟たちが主人公の、Sins for All Seasons シリーズ2作目。今作はズボンをはいて髪を短くし、男性のような格好で酒場を経営している長女のジリーがヒロイン。

忘れえぬ夜を抱いて リンゼイ・サンズ

Highland Brides シリーズ6作目。このシリーズも結構長く続いてるけど、毎回似たような話であまり違いがわからない。それでもロマンス小説でここまで笑いに特化した作家はあまりいないので、ワンパターンだとわかっていても、笑いを求めて読んでしまうんだ…

愛の炎を瞳にたたえて エリザベス・ホイト

エリザベス・ホイトの新シリーズ Greycourt の1作目。15年前に起きた衝撃的な事件 “グレイコートの悲劇” で、それに関わった人たちはスキャンダルに見舞われ、友情を失い、人生が変わってしまった。

潮風がレディに口づけて キャサリン・アッシュ

ヒロインがアメリカからイギリスに帰国する船旅で神父のヒーローと知り合って恋に落ちるけど、実はヒーローは、奴隷売買の捜査をするために神父のふりをしているだけで、本当はイギリスの子爵だった・・

無断転載禁止 copyright © 2018 BOOKWORM