ロマンス小説感想日記

ロマンス小説感想日記

海外ロマンス小説、翻訳ミステリーのブックレビュー

♡Suspense

Mの日記 ローラ・リーズ

SMを題材にしたサスペンスで、衝撃の問題作というだけあって凄い内容。ハードカバーが2000年発売で、2007年に文庫化されただいぶ前の作品だけど、たぶん発売時には物議を醸した話題作だったと思われる

バタフライ スターズ  キャサリン・ハーヴェイ

整形ヒロインの復讐劇と言えば、キャサリン・ハーヴェイの「バタフライ」が面白かったなと思い、昔読んだのを引っ張り出してパラパラと見ているうちに、気づいたら読み耽っていた。かなり古いけど復讐ものの名作として結構有名な作品だと思う。ついでに未読…

シルバー ペニー・ジョーダン

ペニー・ジョーダン会心のサスペンス・ロマンスだそうで、太っていて不細工だったヒロインが、整形して絶世の美女になり父親を殺した男に復讐するという、わくわくするようなストーリーに期待して読んでみた。インパクトのある設定で面白かった

ショッキング・ピンク エリカ・スピンドラー

E・スピンドラーの初期のロマサス。SMプレイで人が殺されるというのは、原書が刊行された1998年にはかなりショッキングな題材だったかもしれないけど、今読むとそれほどでもないな。

唇...塞がれて アリスン・ブレナン

捜査の過程を丁寧に書いていて、ロマンス小説だからサスペンスが手抜きということもなく、悪くない作品なんだけど、そこまでハマれなかった。典型的なロマサスで特別目新しいところもなく、実のところ、この作者がこれほど売れたのが不思議な気がする。

ある男ダンテの告白 ケアリー・ボールドウィン

「戦慄のサイコ・サスペンス」とか書いてあるけど中身は完全にロマサス。これはハーパーBOOKSではなくMIRA文庫から出せば良かったのに。ロマサスだと思えば、ロマンス小説にしてはサスペンスもなかなか頑張ってるなと好意的に受けとめられるけど、真面目なサ…

朝が来るまで抱きしめて クレア・コントレラス

若い読者向けのロマンスを多く書いている作家らしく、大学のアイスホッケーのスター選手とお金持ちのお嬢様の恋に、大学の秘密結社が絡んだミステリーという、いかにもアメリカの女子大生が喜びそうなストーリー。

パワー・プレイ ペニー・ジョーダン

この作者の「過去が壊れる時」は、長編だけどハーレクイン・ロマンスと代わり映えしない内容だったので、今度はサスペンスっぽい「パワー・プレイ」を読んでみた。これは原書が1988年刊行で、その頃はシドニー・シェルダンの影響で、登場人物多めの壮大なス…

夜を欺く闇 ジャスミン・クレスウェル

初期のMIRA文庫。この作家は初めて読んだわ。アレックス・カーヴァやエリカ・スピンドラーと比べると知名度低いけど、割と面白かった。

戦慄 エリカ・スピンドラー

エリカ・スピンドラーは初期のMIRA文庫の人気作家よね。昔、何冊か読んだけど、まだ未読のものがたくさんあるので、久しぶりに読んでみた。この作品は原書が2001年刊行で、内容的に多少古さは感じたけど面白かった。

静寂のララバイ リンダ・ハワード リンダ・ジョーンズ

人口の9割が死絶える太陽嵐って凄いな・・。パニック小説みたいなのを想像してたけど予想と違い、災害後にライフラインが途絶えた状態で小さな町の住民たちが、備蓄した物資で知恵を合わせていかに生活していくかというのがテーマの地味なストーリーだった…

甘美すぎた誘惑 ビバリー・バートン

Griffin Powellシリーズ5作目。それにしても下衆なヒーローだったわね。ヒロインに出会ってからは割とまともになったから、ロマンス小説のヒーローとしてはギリギリセーフという感じかな。でもプレイボーイぶりが少々度を越してるので人によってはアウトか…

愛が燃えつきるまで ビバリー・バートン

ハーレクインの人気作家、ビバリー・バートン。これは新書だけど430頁くらいあるかなりの長編。シリーズものが多い作者にしては珍しい単独作で、原書が2002年、翻訳が2008年刊行の古い作品だけど、割と面白かった

この恋は、はかなくても J・T・ガイシンガー

Dangerous Beauty3部作の1作目。最近はロマサスも1巻で話が完結しないパターンが増えてきた気がする。これも続き物。このヒーローは、作者の別のシリーズにも顔を出していた思い入れのあるキャラクターだそうで、彼の物語は1冊では収まらないということ…

夜の向こうで愛して キャロリン・クレーン

The associates シリーズ1作目。元宝石泥棒のヒロインは、今は足を洗ってインテリアデザイナーをしているけれど、昔の仲間に頼まれて一度だけ金庫破りをすることに。盗みに入った先の犯罪王の家で、そこにスパイとして潜入していたヒーローと出会い、彼の任…

いつわりの夜をあなたと カイリー・スコット

ヒロインは、保険の査定員をしているおとなしくて少々退屈な婚約者と同棲しているけど、いつも仕事優先の彼に愛を感じられず別れる決心をする。彼の留守中に出て行こうとした矢先、突然家が爆破され、何者かに誘拐されてしまう。実は彼は保険の査定員ではな…

月影のレクイエム ダイナ・マコール

シャロン・サラが2000年にダイナ・マコール名義で書いた古い作品。S・サラのサスペンスは内容が重くて暗い作品が多いけど、これはそこまで重くなく読みやすかった。

愛という名の罪 ジョージア・ケイツ

アメリカ人のヒロインは、子供の頃スコットランドの反社会組織の男に母親を殺され、自分も危うく殺されそうになったけど生き延び、復讐を心に誓う。組織に潜入する手法を学ぶためにFBIに入って訓練を受け、その男を殺すことだけを目標に生きているハードボイ…

さよならのその後に シャロン・サラ

シャロン・サラは最近は犯罪+災害というパターンが多いような。これもハリケーンを絡めたサスペンスだった。この作者は、事件そのものよりもそれに関わる人々の人間ドラマを書くことにより力を注いでいるから、主人公の境遇が気の毒だったり重い話が多い

熱夜の夢にとらわれて ローラ・リー

新シリーズなので期待して読んでみたけど、ホットなロマンスに取って付けたようなサスペンスという、良くも悪くもいつものローラ・リーだった。この作者は「禁じられた熱情」が面白かったから読み続けているけど、あれを超えるものはなかなか出ないな。

悲しみは夜明けまで メリンダ・リー

ヒロインは軍人の夫を亡くし、幼い子供を3人抱えた未亡人で元検事補。復職しようとした矢先に、知人の青年が無実の罪で逮捕され、検事補のキャリアを棒に振る覚悟で彼の弁護を引き受ける。ヒーローは元警官で、怪我で警察を退職し私立探偵をしていて、高校…

秘めた情事が終わるとき コリーン・フーヴァー

先日読んだ、この作者のデビュー作が、青春ものの感動作だったので、同じ作者がこんな恐ろしいサスペンスを書いたことにまずビックリ。心理的にジワジワ来るサイコ・スリラーで、結末も凄いインパクトだった。この作者、只者じゃないわ。心理サスペンスが好…

眠れない夜の秘密 ジェイン・アン・クレンツ

今作のヒロインは、高校生の頃、正当防衛で人を刺し殺した経験があり、そのせいで悪夢に悩まされている気の毒な女性なので、いつもこの作者が書く飄々としたタイプとは違うのかなと思ったけど、読んでみたらいつもと同じだった。

危ない夜に抱かれて レイチェル・グラント

この作者は作家になる前は考古学者として長年働いていたそうで、考古学者が主人公の作品をたくさん書いている。今作もアフリカのジブチで発掘をしている考古学者のヒロインと、米軍の特殊部隊員のヒーローのロマンティック・サスペンス。

闇のなかで口づけを レベッカ・ザネッティ

Deep Opsシリーズ1作目。本国でも評判の良さそうな作家なので期待して読んでみたところ、かなり面白くて期待以上の作品だった。カルト教団から抜け出して逃亡生活を送っているヒロインと、そのカルト教団を捜査しているヒーローのロマンス。

気絶するほどキスをして リンゼイ・サンズ

今作は、この作者がヴァンパイアもののシリーズを書き始める前の作品で、恐らく初めて書いた現代ものだと思うけど、笑えるスパイものが新鮮で良かった。初期の作品だしストーリーが雑な感じはするけど、笑いと勢いでそれをカバーしていると思う。

愛と運命にさまよい ジェイン・アン・クレンツ

今作は1992年に書かれた割と初期の作品だから、そこまで複雑なミステリーではなく割とロマンス色が強め。「愛と運命~」という仰々しいタイトルにそぐわず、この作者らしいどこかすっとぼけたところのある主人公たちが面白かった。

夜は何をささやく ジュディス・マクノート

この作者は、紆余曲折を経て結ばれるすれ違いロマンスを書かせたら天下一品だけど、この作品はヒロインが警察官で、ガチのサスペンスっぽいからどうだろうと思いつつ読んでみると、実際には、サスペンスは最後の1/4くらいで、大半は、貧しいヒロインがハンサ…

禁断のキスを重ねて ジル・ソレンソン

ヒーローは警官だけど、まだ下っ端の巡査で、出世を目指して真面目に仕事に取り組んでいる普通っぽいところがリアリティがあって良い。帯の宣伝文句に「大金持ちでもアルファメールでもないありのままのヒーロー」とか書いてあるけど、確かにあまりにも完璧…

傷痕に優しいキスを ジュリー・ガーウッド

久しぶりにジュリー・ガーウッドを読んだ。今作はシリーズ9作目で、間をすっとばして読んでしまったけれど、長く続いているシリーズにしては、これまでの登場人物がしゃしゃり出てくることもなく問題なく読めた。ヒロインが医者なのは「標的のミシェル」と…

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