♡Suspense
先日読んだ、この作者のデビュー作が、青春ものの感動作だったので、同じ作者がこんな恐ろしいサスペンスを書いたことにまずビックリ。心理的にジワジワ来るサイコ・スリラーで、結末も凄いインパクトだった。この作者、只者じゃないわ。心理サスペンスが好…
今作のヒロインは、高校生の頃、正当防衛で人を刺し殺した経験があり、そのせいで悪夢に悩まされている気の毒な女性なので、いつもこの作者が書く飄々としたタイプとは違うのかなと思ったけど、読んでみたらいつもと同じだった。
この作者は作家になる前は考古学者として長年働いていたそうで、考古学者が主人公の作品をたくさん書いている。今作もアフリカのジブチで発掘をしている考古学者のヒロインと、米軍の特殊部隊員のヒーローのロマンティック・サスペンス。
Deep Opsシリーズ1作目。本国でも評判の良さそうな作家なので期待して読んでみたところ、かなり面白くて期待以上の作品だった。カルト教団から抜け出して逃亡生活を送っているヒロインと、そのカルト教団を捜査しているヒーローのロマンス。
今作は、この作者がヴァンパイアもののシリーズを書き始める前の作品で、恐らく初めて書いた現代ものだと思うけど、笑えるスパイものが新鮮で良かった。初期の作品だしストーリーが雑な感じはするけど、笑いと勢いでそれをカバーしていると思う。
今作は1992年に書かれた割と初期の作品だから、そこまで複雑なミステリーではなく割とロマンス色が強め。「愛と運命~」という仰々しいタイトルにそぐわず、この作者らしいどこかすっとぼけたところのある主人公たちが面白かった。
この作者は、紆余曲折を経て結ばれるすれ違いロマンスを書かせたら天下一品だけど、この作品はヒロインが警察官で、ガチのサスペンスっぽいからどうだろうと思いつつ読んでみると、実際には、サスペンスは最後の1/4くらいで、大半は、貧しいヒロインがハンサ…
ヒーローは警官だけど、まだ下っ端の巡査で、出世を目指して真面目に仕事に取り組んでいる普通っぽいところがリアリティがあって良い。帯の宣伝文句に「大金持ちでもアルファメールでもないありのままのヒーロー」とか書いてあるけど、確かにあまりにも完璧…
久しぶりにジュリー・ガーウッドを読んだ。今作はシリーズ9作目で、間をすっとばして読んでしまったけれど、長く続いているシリーズにしては、これまでの登場人物がしゃしゃり出てくることもなく問題なく読めた。ヒロインが医者なのは「標的のミシェル」と…
本が厚くて重いだけでなく内容もヘビーで、読み終わった後ぐったりするような作品だけど面白かった。長いけどよく練られたストーリーで、凄惨な連続殺人の捜査に、ヒロインの過去の謎も絡めてよく出来ている。
真夜中シリーズ最新作。最初の3部作の後、しばらく期間を置いて再開したこのシリーズもこれで通算10冊。そしてまだまだ続くという。復活後はサスペンスがスケールアップして、最近は国家の危機レベル(!)の陰謀を毎回ASI社のメンバーが解決するという凄い…
ミステリアスな雰囲気のロマサス。ヒロインは売春婦が住むアパートの管理人のような仕事をしていて、女性たちの安全をいつも気にかけ世話を焼いている。ヒーローは、ホテルに宿泊中の妻と携帯でビデオ通話をしている際に、部屋に何者かが押し入り彼女を殺害…
14年前の警官の汚職にまつわる殺人の謎を解き明かすミステリー。とは言え、作者は、犯人捜しよりも、事件を取り巻く人々の人間ドラマをより重視して書いているように思う。
高校時代、恋人に監禁され拷問を受け、もう少しで死ぬところだったヒロインは、その経験から精神科医になり、アラスカの刑務所でサイコパスの研究に取り組んでいる。
この作者の本国でのデビュー作。先に出た「危険な愛に煽られて」は今作よりだいぶ後に書かれた作品。「危険な~」は一応サスペンスだったけど、これは警官がヒーローのHotなロマンスという感じかな。
前作にも登場していたFBIの超美人プロファイラーがヒロイン。ヒーローは陸軍でスパイ活動をしていたけど怪我で退役し、その後警官→FBIに転職して今はヒロインの同僚。警官時代にヒロインと関係を持ったことがあるらしい。お金持ちの令嬢で才色兼備だけど、男…
人気のロマサス、KGIシリーズ 9作目・・・のはずだけど、作者はサスペンスを書く気を無くしてしまったんだろうか?モデルのヒロインの父親が元軍人で、昔任務で悪の世界の大物の恨みを買ってしまったせいで、そいつが娘を殺してやると脅迫してきたので、KGI…
J・R・ウォードの最新シリーズ Firefightersの1作目。冒頭の火災現場の場面から話に引き込まれ、夢中になって読んでいた。手に汗握るというのはこういうことを言うのよね。燃える建物の中で落下物に腕を挟まれ逃げられなくなった消防士のヒロインを命懸けで…
マクラウド兄弟シリーズついに完結!ここ何作かは登場人物が超能力者だらけになって、シリーズ初期とは別物になってしまったようで残念に思っていたけど、最終作は超能力者は出てこない真っ当なサスペンスで原点回帰という感じ。あのサイキック路線は苦手だ…
既に廃刊になっているオーロラブックスから10年くらい前に刊行された作品。有名な作家でもないし、こんな古い本の感想を今更読む人もあまりいないと思うけど、あまりにもツッコミどころの多い作品だったので敢えて感想を書くことに。
やっと読めた!エイミー・ベンセン シリーズの最終巻。今作はエイミーの兄、チャドが主役で、事件を引き起こした彼の側のストーリーが書かれていて、前作までと視点が変わっていた。これってなかなか上手い構成だと思う。1、2作目では謎に包まれていた事件の…
今作のヒロインは考古学者で、ヒーローは企業の買収が専門の投資家。ヒロインが、ヒーローの所有地を発掘する許可を貰いに行って2人は出会う。ヒーローはこれまで女性を愛したことがなくて、適当な女性としばらく付き合っては飽きたら別れるのを繰り返して…
KGIシリーズ7作目。このシリーズ、1作目は結構痛々しい話だったような覚えがあるけど、今作はそれほど残酷なところもなく、ヒロインの妊娠騒動が主なネタの、ロマサスにしてはまったりした話だった。
セキュリティ会社経営のヒーローと、彼がボディガードを請け負った美人天才数学者のヒロインのロマンス。3部作のうちではこれが一番サスペンスがヌルいような。大部分は2人で隠れ家に籠ってイチャイチャしている話だった。
ヒーローがテロリストの息子!!というすごい設定のロマンスだけど、彼がアメリカにやって来て、ストリップクラブの経営やら裏の世界で成功してからの話
これまたキラキラしたタイトルのロマサスだわね。でも読んでみると、内容はどちらかというと地味で、真面目なサスペンスだった。
待ってました!クリスティン・アシュリー。やっぱりこの作者は会話の面白さが抜群
ヒロインは作家で、昔、姉が殺された事件がトラウマになっていて、その事件を題材にした小説を出版したら、何者かに狙われるようになった。ヒーローはその殺された姉の元恋人。当時の事件の真犯人を2人で探すうちに惹かれあうという話。
今作は、良い親戚 VS 悪い親戚、みたいな身内同士の抗争の話で、その悪い親戚の側が本当に腐りきった人たちばかりで、読んでいて不快なのであまり楽しくなかった。登場人物もやたらとたくさん
似顔絵画家で犯罪捜査に協力しているヒロインと警察署長のヒーロー。ヒロインのキャラクターは好きだな。本当は犯罪捜査に関わるのは精神的にキツいからもうやめたいと思っているのに、頼まれると嫌とは言えなくて引き受けてしまう損な性格。