ロマンス小説感想日記

ロマンス小説感想日記

海外ロマンス小説、翻訳ミステリーのブックレビュー

Mystery

ジェイコブを守るため ウィリアム・ランディ

2013年刊行の法廷サスペンスで、2020年にドラマ化されAppleTV+で配信中。これは傑作と言っていいと思う。

時間旅行者のキャンディボックス ケイト・マスカレナス

原題は"The Psychology of Time Travel"で、タイムトラベラーの心理に焦点を当てた異色のストーリー。可愛らしい日本語タイトルは内容と合っておらず、鬱屈とした雰囲気のタイムトラベルSF+殺人ミステリーだった。

弁護士ダニエル・ローリンズ ヴィクター・メソス

麻薬の売買で逮捕された知的障害のある黒人の少年テディの弁護をすることになったダニエルは、どう見ても濡れ衣なのに有罪にしようと躍起になっている検察官と意地の悪い裁判官を相手に無罪を勝ち取るために奔走する。

歴史は不運の繰り返し ジョディ・テイラー

タイムトラベルものだけど、ややこしい設定はなくSFをあまり読まない私のような読者でもスラスラ読めてとても面白かった。ロマンスもあるし女性におすすめだと思う。

オリジン ダン・ブラウン

この「オリジン」は「ダ・ヴィンチ~」の頃のような画期的な面白さではなかったように思うけど、深淵なテーマをわかりやすくエンタメとして読ませる手腕は流石で、相変わらずのページターナーだった。

最後の審判 ロバート・ベイリー

シリーズ最終作は、復讐に取り憑かれて次々と人を殺しまくる殺し屋に、癌を患った老弁護士のトムが立ち向かうストーリー。

父を撃った12の銃弾 ハンナ・ティンティ

幼い頃に母親を亡くしたルーは父親と2人で各地を転々としながら暮らしていた。ルーが12歳の時、父親のホーリーは娘に安定した生活を送らせるため、亡くなった妻の故郷の町に定住し漁師の仕事を始める。

パーキングエリア テイラー・アダムス

映画化もされている人気作らしいので期待して読んでみたけど、あまり面白くなかった。単純なストーリーで捻りが足りないし、キャラクターの描写も表面的

偽りの眼 カリン・スローター

K・スローターの最新作。この作者の既刊は「プリティ・ガール」と「グッド・ドーター」しか読んでいないけど、本作はそれらよりもストーリーが自分の好みに合っていて、これまでで一番気に入った。

ラスト・トライアル ロバート・ベイリー

McMurtrie and Drake 3作目。1作目で有罪になった運送会社の社長が仮釈放になって出所した途端に射殺される。容疑者となった女性の14歳の娘は母親を助けたい一心でマクマートリー教授の元を訪れる。少女の熱意にほだされ、教授は弁護を引き受けることに。

黒と白のはざま ロバート・ベイリー

ボーは5歳の時に父親が白人至上主義団体KKKのメンバーによって殺されるのを見たが、黒人の少年の証言だけでは警察は何もしてくれなかった。そして45年後の父の命日に当時の事件の首謀者が殺害され、ボーが冤罪で逮捕される。

彼は彼女の顔が見えない アリス・フィーニー

結婚生活が暗礁に乗り上げ、関係を修復するためスコットランドのチャペルへ週末旅行に出かける夫婦が主人公のミステリー。

ミレニアム6 死すべき女 ダヴィド・ラーゲルクランツ

シリーズ最終作にしてはいまひとつだったなあ。ホームレスの男性の不審死が思いもよらない事件に繋がっていく流れは意外性に富んでいて、エベレストで実際に何が起きたのだろうと興味を掻き立てられた

ザ・プロフェッサー ロバート・ベイリー

翻訳小説はシリーズものでも途中で刊行が止まってしまうことが多いけど、これは全4作が刊行済みで人気があるようなので、きっと面白いだろうと思い読んでみた。68歳のロースクールの教授トム・マクマートリーが主人公の法廷サスペンス

ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 ダヴィド・ラーゲルクランツ

ラーゲルクランツさんのミレニアムも2作目で筆が乗ってきたのか、前作より面白かった。リスベットがいきなり刑務所に入っていて、

ボーイズクラブの掟 エリカ・カッツ

可愛いイラストの表紙には似つかわしくない暗めの内容で、名門大学のロースクールを出て一流の法律事務所に就職したヒロインが、高額の年収やステータスに魅せられ必死で働くうちに、

ミレニアム 4 蜘蛛の巣を払う女 ダヴィド・ラーゲルクランツ

この作者はラーソンの書いた3部作をかなり研究したそうで、キャラクターが別人みたいになっていることもなく、あまり違和感なく読めた。

二流小説家 デイヴィッド・ゴードン

この作者は日本での評価がやけに高く、本作は色んなミステリーのランキングで1位になっている。

ザ・ポエット マイクル・コナリー

Jack McEvoyシリーズ1作目。読むのが2→3→1の順になってしまったけど、やはりこれが一番面白かった。主人公のジャックは本作ではまだ30代。刑事をしている双子の兄のショーンが自殺し、新聞記者のジャックはそのことを記事に書こうと調べているうちに、実…

チャイルド44 トム・ロブ・スミス

先日トム・ハーディ主演の映画「チャイルド44」を見て、原作小説に興味が沸いたので読んでみた。いつもは小説を読んだ後に映画を見ることはあっても、その逆はあまりないんだけど、この映画は小説のストーリーをかなり端折っているみたいなので、原作を読…

わが心臓の痛み マイクル・コナリー

主人公のテリー・マッケイブは元FBI捜査官。40代半ばで心筋症になり早期退職を余儀なくされ、心臓移植を受けなければ余命わずかという自分の運命を受け入れていたけれど、運良く臓器提供を受けることが出来、手術も成功。

ダーク・ヴァネッサ ケイト・エリザベス・ラッセル

42歳の男性教師による15歳の女子生徒への性的虐待を描いた衝撃的な内容の問題作。作者は冒頭でこれは架空の物語であると明記しているけれど、ノンフィクションに思えるほどリアリティのあるストーリーに圧倒された。

警告 マイクル・コナリー

「スケアクロウ」の事件から10年後くらいのお話。ジャックは前作でレイチェルとよりを戻していたので、てっきり2人で仲良くやっているかと思ったら、未だ独り身で、ニュースサイトの記者になって収入も減少し侘しい生活をしている。

スケアクロウ マイクル・コナリー

本作はハリー・ボッシュは出ていなくて新聞記者のジャック・マカヴォイが主役。みんながインターネットでニュースを読むようになって新聞の売り上げが激減し、リストラで古株の記者が大量に解雇されることになり、ジャックにも通達が。

過ちの雨が止む アレン・エスケンス

A・エスケンスの最新作。「償いの雪~」では大学生だったジョーが、本作では社会人になってAP通信の記者をしている。自分と同姓同名の男の不審死を知り、もしかしたら実の父かもしれないと、事件が起きた田舎町へ向かう。

償いの雪が降る アレン・エスケンス

主人公のジョーは、大学の授業の課題で年長者の伝記を書くことになり、介護施設に行ったところ、末期癌のカールを紹介される。彼は30年前に殺人事件で有罪判決を受けて服役していたけれど、癌で余命わずかとなり介護施設に移されていた。

天使の傷 マイケル・ロボサム

Cyrus Havenシリーズ2作目。本作はイーヴィの過去に焦点を当てていてシリーズの核心をつく内容なので、割と最初からエンジン全開でストーリーが展開している気がした。前作は長い序章だったということか。

たとえ天が墜ちようとも アレン・エスケンス

初めて読む作家だけど、まさにこういう法廷ものが読みたかったという内容で、とても気に入った。420頁で翻訳小説としては短めだけど、中身が濃くて読み応えがあった

1/2の埋葬 ピーター・ジェイムズ

独身最後のパーティーの悪ふざけで友人たちが酔っ払った新郎を棺桶に閉じ込めて生き埋めにし、数時間後に助け出す予定だったはずが、埋めた直後に友人たちの乗った車が事故を起こして1人は意識不明の重体で残りは全員死亡。新郎は生き埋めのまま放置される

捜索者 タナ・フレンチ

この作者のダブリン殺人課シリーズを以前読んで、かなり独特な作風に面食らったけれど、この最新作は違う作家が書いたのかと思うほど作風が変わっていた。

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