ロマンス小説感想日記

ロマンス&ミステリー小説感想日記

海外ミステリー、ロマンス小説のブックレビュー

Mystery

グレイラットの殺人 M・W・クレイヴン

Washington Poe シリーズ4作目 700頁超えでシリーズ最長だけど、これまでで一番面白かった。

汚れなき子 ロミー・ハウスマン

ドイツの新人作家のミステリー。ドラマ化されて最近Netflixで配信が始まったばかりで、私は見ていないけどドラマの評判も良いみたい。

金庫破りときどきスパイ アシュリー・ウィーヴァー

ラブコメっぽいコージーミステリーで、美人なヒロインがイケメン2人と三角関係になる展開が楽しかったし、ドイツに機密文書を渡そうとしているスパイを阻止するサスペンスも面白かった。

われら闇より天を見る クリス・ウィタカー

これは評判通りの傑作だった。「拳銃使いの娘」や「父を撃った12の銃弾」と似たようなテイストだけど、それらよりも本作のほうが面白かった。

恐るべき太陽 ミシェル・ビュッシ

M・ビュッシは、叙述トリックで読者をあっと言わせるタイプの作家なので、ネタバレせずに感想を書くのが難しい。

ミセス・マーチの果てしない猜疑心 ヴァージニア・フェイト

これは全く面白くなかった。頭のネジが外れた女のわけのわからないモノローグを延々と読まされた上に、最後まで読んでもオチがない。

ミッキー7 エドワード・アシュトン

主人公のミッキーが、宇宙船で危険な任務を担当し、死ぬ度に新しくクローンを作って、これまでの記憶をインプットし復活する、「使い捨て人間」という

僕が死んだあの森 ピエール・ルメートル

これはミステリーというより、12歳で意図せず殺人を犯してしまった少年の人生を描いた人間ドラマで、特別凄いトリックがあるわけではないけれど、なかなか引き込まれるストーリーで読み応えがあった。

天使は容赦なく殺す グレッグ・ルッカ

元がコミックだし表紙がイラストだから、ラノベっぽい内容かと思ったら、意外にもかなり硬派なスパイものだった。

憂鬱な10か月 イアン・マキューアン

こういう純文学系は普段あまり読まないのだけど、この作家は比較的読みやすく面白いという評判なので読んでみた。母親のお腹の中にいる胎児の視点で語られている独特のストーリー。

わが手に雨を グレッグ・ルッカ

先日Netflixの新作映画 ハート・オブ・ストーンを見た。"ワンダーウーマン"のガル・ガドット主演のスパイ・アクションで、"フィフティ・シェイズ"のジェイミー・ドーナンも出ていて、Netflixのアクション系では面白いほうだと思った。この映画のストーリーと…

天使が震える夜明け P・J・トレイシー

古いミステリーだけど、バリー賞とアンソニー賞の新人賞を取って、ベストセラーになっただけのことはありとても面白かった

8つの完璧な殺人 ピーター・スワンソン

こういう「名作ミステリーへのオマージュ」みたいな作品は、基本的にあまり好きじゃないけど、P・スワンソンはお気に入りの作家なので読んでみた。

ホステージ クレア・マッキントッシュ

この作家のデビュー作「その手を離すのは、私」は面白かったけど、これは今一つだったなあ。

卒業生には向かない真実 ホリー・ジャクソン

これは確かに衝撃的だった。まさかこんな展開になるとは。良い子のピップが・・・。

あの夜、わたしたちの罪 ローリー・エリザベス・フリン

このヒロインには全く同情できないけれど、サスペンスとしては面白かった。

ファイナルガール・サポート・グループ グレイディ・ヘンドリクス

ホラー映画をネタにして書かれたサスペンスだけど、超常現象的な要素はないので普通にミステリーとして楽しめる作品だった。

喪われた少女 ラグナル・ヨナソン

アイスランドのミステリー作家と言えば、A・インドリダソンが有名だけど、この作家も良かった。

フォワード 未来を視る6つのSF ブレイク・クラウチ他

特別SFファンではない自分にも読みやすく、全体的にクオリティの高いアンソロジーだった。

哀惜 アン・クリーヴス

A・クリーヴスはこれまで読んだことがなかったけど、多くのシリーズがドラマ化されていて人気のある作家らしい。この「哀悼」も含め、ドラマ化されている作品は全てAXNミステリーが放映済み。→ 刑事マシュー・ヴェン 哀惜のうなり、

シスター ロザムンド・ラプトン

イギリスの女性作家のデビュー作で、Amazon.comの2011年のMystery &Thriller Books Top 10 にも選ばれ、ベストセラーになった話題作。

フォールト・ライン 断たれた絆 バリー・アイスラー

この作家は、日米ハーフの暗殺者ジョン・レインのシリーズが有名だけど、これは別のシリーズ。次作が翻訳されていないところを見ると、あまり人気がなかったのかな?

暗殺者たちに口紅を ディアナ・レイバーン

秘密組織の暗殺者として長年一緒に働き、今は60代になっている4人の女性が突然何者かに命を狙われ、4人で協力して敵の正体を突き止め反撃するというストーリー。

過去からの殺意 ヴァル・マクダーミド

V・マクダーミドは多くの作品がドラマ化されているスコットランドの人気作家で、このカレン・ピリー シリーズは、昨年ドラマ化されて日本でも今年春に放映されたばかり。→刑事カレン・ピリー 再捜査ファイル

夕陽の道を北へゆけ ジャニーン・カミンズ

白人女性がメキシコ移民の話を書いたことでバッシングを受けて、アメリカではかなり炎上したという2020年の話題作。なかなか凄い内容だった

三年間の陥穽 アンデシュ・ルースルンド

Hoffmann & Grens シリーズ5作目。グレーンス警部は、以前は偏屈で感じ悪い人だったのに、今では孤独で寂しい老人という感じの哀れを誘うキャラクターになっているわね。

ブラック・リスト ブラッド・ソー

スコット・ハーヴァス シリーズ11作目。ブラッド・ソーも新作が出る度にベストセラーになっている超人気作家だけど、翻訳が止まっているのね。

夜明けのフロスト R・D・ウィングフィールド他

面白いと評判のフロスト警部シリーズ。今更ながら読んでみることに。長編はかなりのページ数なので、まずは試しに短編を。

ひとりの双子 ブリット・ベネット

1960年代のアメリカで、肌の色が薄い黒人ばかりが住む小さな町で生まれ育った双子の姉妹の物語。

ザ・フォックス フレデリック・フォーサイス

F・フォーサイスはスパイもので有名なイギリスの作家で、70年代の初めから小説を書いていて、現在84歳らしい。

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