ロマンス小説感想日記

ロマンス&ミステリー小説感想日記

海外ミステリー、ロマンス小説のブックレビュー

恐るべき太陽 ミシェル・ビュッシ

M・ビュッシは、叙述トリックで読者をあっと言わせるタイプの作家なので、ネタバレせずに感想を書くのが難しい。

凍った愛がとけるとき アメリア・アドラー

凍った愛がとけるとき (扶桑社ロマンス) アメリア・アドラー 扶桑社 Nurse's Date with a Billionaire: A clean billionaire romance (Billionaire Date Book 1) Addler, Amelia ANJ Press 扶桑社が珍しくロマンス小説の新しい作家を出してくれたのは良いけ…

2023年11月刊行予定 ロマンス小説 翻訳ミステリー

2023年11月刊行予定 ロマンス小説 翻訳ミステリー

ミセス・マーチの果てしない猜疑心 ヴァージニア・フェイト

これは全く面白くなかった。頭のネジが外れた女のわけのわからないモノローグを延々と読まされた上に、最後まで読んでもオチがない。

ミッキー7 エドワード・アシュトン

主人公のミッキーが、宇宙船で危険な任務を担当し、死ぬ度に新しくクローンを作って、これまでの記憶をインプットし復活する、「使い捨て人間」という

僕が死んだあの森 ピエール・ルメートル

これはミステリーというより、12歳で意図せず殺人を犯してしまった少年の人生を描いた人間ドラマで、特別凄いトリックがあるわけではないけれど、なかなか引き込まれるストーリーで読み応えがあった。

天使は容赦なく殺す グレッグ・ルッカ

元がコミックだし表紙がイラストだから、ラノベっぽい内容かと思ったら、意外にもかなり硬派なスパイものだった。

憂鬱な10か月 イアン・マキューアン

こういう純文学系は普段あまり読まないのだけど、この作家は比較的読みやすく面白いという評判なので読んでみた。母親のお腹の中にいる胎児の視点で語られている独特のストーリー。

わが手に雨を グレッグ・ルッカ

先日Netflixの新作映画 ハート・オブ・ストーンを見た。"ワンダーウーマン"のガル・ガドット主演のスパイ・アクションで、"フィフティ・シェイズ"のジェイミー・ドーナンも出ていて、Netflixのアクション系では面白いほうだと思った。この映画のストーリーと…

天使が震える夜明け P・J・トレイシー

古いミステリーだけど、バリー賞とアンソニー賞の新人賞を取って、ベストセラーになっただけのことはありとても面白かった

8つの完璧な殺人 ピーター・スワンソン

こういう「名作ミステリーへのオマージュ」みたいな作品は、基本的にあまり好きじゃないけど、P・スワンソンはお気に入りの作家なので読んでみた。

伯爵の花嫁はサファイアのように輝く アビー・グラインズ

現代もののロマンスで人気の作家がヒストリカルに初挑戦した作品。兄弟と三角関係になるというのが面白そうだと思い読んでみることに。

2023年10月刊行予定 ロマンス小説 翻訳ミステリー

2023年10月刊行予定 ロマンス小説 翻訳ミステリー

ノーマル・ピープル サリー・ルーニー

S・ルーニーはアイルランドの作家で、本国では社会現象になるほどの人気らしい。読んでみると、人間の内面に深く斬り込んだ新感覚の恋愛小説で、ものすごく興味深い内容だった。

ホステージ クレア・マッキントッシュ

この作家のデビュー作「その手を離すのは、私」は面白かったけど、これは今一つだったなあ。

卒業生には向かない真実 ホリー・ジャクソン

これは確かに衝撃的だった。まさかこんな展開になるとは。良い子のピップが・・・。

イット・スターツ・ウィズ・アス コリーン・フーヴァー

It Ends With Usの待望の続編。リリーとアトラスのハッピーエンドを見届けられて胸が一杯になったわ。

あの夜、わたしたちの罪 ローリー・エリザベス・フリン

このヒロインには全く同情できないけれど、サスペンスとしては面白かった。

ファイナルガール・サポート・グループ グレイディ・ヘンドリクス

ホラー映画をネタにして書かれたサスペンスだけど、超常現象的な要素はないので普通にミステリーとして楽しめる作品だった。

喪われた少女 ラグナル・ヨナソン

アイスランドのミステリー作家と言えば、A・インドリダソンが有名だけど、この作家も良かった。

フォワード 未来を視る6つのSF ブレイク・クラウチ他

特別SFファンではない自分にも読みやすく、全体的にクオリティの高いアンソロジーだった。

哀惜 アン・クリーヴス

A・クリーヴスはこれまで読んだことがなかったけど、多くのシリーズがドラマ化されていて人気のある作家らしい。この「哀悼」も含め、ドラマ化されている作品は全てAXNミステリーが放映済み。→ 刑事マシュー・ヴェン 哀惜のうなり、

公爵令嬢と月夜のビースト ロレイン・ヒース

ヒロインのアルシアは公爵令嬢として裕福な生活を送っていたけれど、父親が女王暗殺の策略に加わっていたことが発覚して反逆罪で処刑され、爵位は剥奪、財産は没収、

シスター ロザムンド・ラプトン

イギリスの女性作家のデビュー作で、Amazon.comの2011年のMystery &Thriller Books Top 10 にも選ばれ、ベストセラーになった話題作。

2023年9月刊行予定 ロマンス小説 翻訳ミステリー

2023年9月刊行予定 ロマンス小説 翻訳ミステリー

フォールト・ライン 断たれた絆 バリー・アイスラー

この作家は、日米ハーフの暗殺者ジョン・レインのシリーズが有名だけど、これは別のシリーズ。次作が翻訳されていないところを見ると、あまり人気がなかったのかな?

暗殺者たちに口紅を ディアナ・レイバーン

秘密組織の暗殺者として長年一緒に働き、今は60代になっている4人の女性が突然何者かに命を狙われ、4人で協力して敵の正体を突き止め反撃するというストーリー。

過去からの殺意 ヴァル・マクダーミド

V・マクダーミドは多くの作品がドラマ化されているスコットランドの人気作家で、このカレン・ピリー シリーズは、昨年ドラマ化されて日本でも今年春に放映されたばかり。→刑事カレン・ピリー 再捜査ファイル

夕陽の道を北へゆけ ジャニーン・カミンズ

白人女性がメキシコ移民の話を書いたことでバッシングを受けて、アメリカではかなり炎上したという2020年の話題作。なかなか凄い内容だった

三年間の陥穽 アンデシュ・ルースルンド

Hoffmann & Grens シリーズ5作目。グレーンス警部は、以前は偏屈で感じ悪い人だったのに、今では孤独で寂しい老人という感じの哀れを誘うキャラクターになっているわね。

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