前作から4年ぶり!続きが読めて嬉し~。今作も面白かった。敵の会社にヘッドハンティングされて、スパイとして潜り込むなんてワクワクしちゃう。ケイティとオーウェンてほんとに可愛いカップルね。Frogs and Kissesってタイトルだから、勝手にこれが最終話でカエルから人間に戻った王子様と結婚して幸せに暮らしましたとさ・・となるのかと思ってたら違って、まだ続くのね!でも今の時点で原書も出版されてないから翻訳が読めるのはだいぶ先かなあ。次は4年も待たずに出ると良いけど。
作者が前書きに、1作目が出版されてから10年以上になるけど物語の中では1年しかたってないから、今作は2006年ごろの話で、まだみんなスマホも持ってない時代だって書いてたけど、そう思うと歳月の流れを感じるわねぇ。
いつものように魔法使いや、妖精や、ガーゴイルがわらわら出てくる魔法の世界で、魔術の会社で働くヒロインが普通にマーケティング会議とかしてるのが絶妙に面白い。普通のOLみたいに、上司に不満を持ってたり、社内恋愛してたり、すごく親近感のわく設定で、fantasy + chick lit っていうこの作者の発想は秀逸だと思う。
自分はあまり同じ本を読み返すことはしないんだけど、このシリーズは珍しく再読してる。何故かハマってしまう面白さがあるのよね。
カエルの魔法をとく方法((株)魔法製作所) (創元推理文庫)
- 作者: シャンナ・スウェンドソン,今泉敦子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2018/11/12