ロマンス小説感想日記

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海外ロマンス小説、翻訳ミステリーのブックレビュー

消えない愛のしるしを マヤ・バンクス

 Surrender Trilogy1作目。マヤ・バンクスは特別好きな作家というわけじゃないので、それほど多くは読んでないけど、SM系は「史上最悪の恋愛契約」を読んだことがあって、割と面白かった覚えがある。昔のブログに書いた記事を読み返したら、褒めてるのかけなしてるのかよくわからない感想だったけど。当時はフィフティ・シェイズの影響で、色んな出版社がこの手の作品を出してたわよね。

 ヒーローは親友の奥さんであるヒロインにずっと思いを寄せていて、3年前にその親友が亡くなって以来、ヒロインが悲しみから立ち直るのをずっと待っていた。これって時代背景は違うけど、ジュリア・クインの「青い瞳にひそやかに恋を」とよく似たシチュエーションで、J・クインの場合は従兄の妻に恋した男の苦悩がとても切なくて泣けたんだけど、M・バンクスだと不思議なくらい全然泣けないな(笑)。まあ、これは違う趣旨の小説だからいいんだけど。要は「旦那が死んで3年たったから、前に進むためにSMの館に行きまーす!」と宣言したヒロインの話で、実は昔から支配されたいという願望を持っていたそうな。そして何とヒーローには女性を服従させたい願望があって、相性ピッタリ!めでたしめでたし。というストーリー。(たぶん。) それだけだとつまらないので、ヒロインはやっぱり死んだ夫を愛してるんじゃないか!自分は身代わりなのか?というヒーローの嫉妬ですったもんだするという。ヒロインは愛する夫を亡くした未亡人だし、悲しいストーリーのはずなんだけど、マヤ・バンクスが書くとバカップルのノロケ話みたいになるのよね。それはそれで面白いけど。

消えない愛のしるしを (mirabooks)

消えない愛のしるしを (mirabooks)

  • 作者:マヤ バンクス
  • 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ジャパン
  • 発売日: 2020/02/07
  • メディア: 文庫
Letting Go (The Surrender Trilogy, Book 1)

Letting Go (The Surrender Trilogy, Book 1)

  • 作者:Maya Banks
  • 出版社/メーカー: Berkley
  • 発売日: 2014/02/04
  • メディア: Kindle

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