ロマンス小説感想日記

ロマンス小説感想日記

海外ロマンス小説、翻訳ミステリーのブックレビュー

蒼玉のセイレーン イローナ・アンドルーズ

 Hidden legacy シリーズ4作目。前作までのヒロインは引退してその妹が主役に。

 姉の代わりに探偵事務所を引き継ぎ、一族の長として事件解決にあたるヒロイン。前作までは内気で引っ込み思案なキャラだった気がするけど、一族を守るという重責で強くなり、姉のコピーみたいになっていた。どうせなら内気なままで姉とは違うアプローチで事件に立ち向かってくれたほうが変化があって面白かったかも。セイレーンのように相手を自分に夢中にさせて思い通りにできるという能力はなかなか興味深いと思う。家族のために必死で戦うハードボイルドなヒロインだけど、ヒーローに憧れてこっそりインスタをチェックしてたりするミーハーなところはちょっと可愛い。

 ヒーローは遊び人のセレブと見せかけて実は一族のために殺人者として暗躍しているらしく、二面性のある複雑なキャラクターが良かった。でも前作までのヒーローを多少マイルドにしたような感じで似たようなタイプだと思う。前の3作は読んだけど細かいことは忘れてしまっているので、ざっくりした印象だけど。

 ヒロインの祖母のせいで、2人のロマンスが窮地に陥ったところで終わってて気になるわ。でも困難を乗り越えるからこそ面白いのよね。次作での進展に期待。  

無断転載禁止 copyright © 2018 BOOKWORM