ロマンス小説感想日記

ロマンス小説感想日記

海外ロマンス小説、翻訳ミステリーのブックレビュー

嵐を呼ぶ絆 シドニー・クロフト

 これは凄い・・・。こんなトンデモ設定はなかなかないぞ。ACROという超能力集団のシリーズで、一応正義のために戦っているらしいけど、どういう組織なのかさっぱりわからない。とりあえず、超能力を持っていると思われる人物を探し出してスカウトしているということはわかった。でも、とにかく色仕掛けで丸め込んで連れて来い!ってどういう勧誘方法だよ・・。これはロマンスというよりeroticaで、ストーリーはあってないようなものだな。

 ヒーローは感情が高ぶると嵐を引き寄せてしまうという、謎の能力の持ち主で、彼をスカウトしにACROの一員で気象学者のヒロインがやってくる。ヒーローは嵐が来ると欲情してナニをせずにいられないそうで、嵐が激しくなると彼の性欲もすごいことになるらしい。そしてヒロイン相手にひたすらナニをするという・・・。一応ITORというライバル組織がヒーローを仲間に引き入れようと邪魔してきて多少のハプニングはある。他にも別件でACROの幽霊と話ができる男性メンバーと、電気を体に貯めこんで相手を攻撃する(?)女性メンバーが幽霊屋敷に行って、任務そっちのけで(そもそもどういう任務なのかよくわからない)イチャイチャしている。

 この中身のないストーリーを500頁以上も読むのはちょっと苦痛で途中から斜め読みになってしまった。でも2作目も出ているということは意外と人気があったのかな??パラノーマル好きな人なら面白いのかもしれない。こんなヘンテコリンな設定は滅多にないと思うのである意味貴重な作品かも。ちなみにシドニー・クロフトというのは、ヴァンパイアのロマンスで翻訳が出ているラリッサ・イオーネの別名(正確には別の作家との共同ペンネーム)だそうです。あまりおススメはしませんが興味を持たれた方はどうぞ。定価を払って読む価値はないと思いますが、今なら古本が安く売ってると思います。

嵐を呼ぶ絆 (扶桑社ロマンス)

嵐を呼ぶ絆 (扶桑社ロマンス)

無断転載禁止 copyright © 2018 BOOKWORM