ロマンス小説感想日記

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海外ロマンス小説、翻訳ミステリーのブックレビュー

レディ・スターライト アマンダ・クイック

 これも面白かったけど、ヒーローもヒロインも、先日読んだ「あやまちの求婚は真夜中に」とそっくりなキャラだった。怪しい人物の屋敷に忍び込んで書斎の机の引き出しを漁るというヒロインの行動も同じで既視感ありまくりだけど、安定した面白さで最後まで楽しく読めた。おとぼけヒロインの初夜のエピソードも、またかと思いつつ笑ってしまったわ。昔読んだ「エメラルドグリーンの誘惑」や「満ち潮の誘惑」のカップルも似たようなタイプだったし、この作者の書くキャラクターはだいたいいつもこんな感じでワンパターンだけど、それが面白いのよね。

 叔母が何者かにゆすられて。誰が犯人なのかを突き止めるために、その脅迫者が殺したとされる伯爵の愛人のふりをして社交界に入り込み調査をするヒロイン。ところが伯爵は生きていて、噂を聞きつけ彼女に会いに来る。なんだかんだでお互いに協力して脅迫者を探し出すことに。今作のヒロインは古代の美術品に造詣が深いという設定で、卑猥な彫像を収集している貴族が出てきたり、不能が癒されるドクター・ハードスタッフ(笑)の博物館とか、下ネタ系のギャグが多かったような。

 アマンダ・クイックの基本形という感じの笑えるヒストリカル・ロマンスで、軽く読めて楽しい作品だった。

レディ・スターライト (ヴィレッジブックス)

レディ・スターライト (ヴィレッジブックス)

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