ロマンス小説感想日記

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海外ロマンス小説、翻訳ミステリーのブックレビュー

犯罪心理捜査官セバスチャン M・ヨート&H・ローセンフェルト

 これもスウェーデンのミステリー。ドラマ化もされている人気シリーズらしいけど、出てくる男性キャラクターがどうしようもないダメ男ばかりで何だかなあ・・。

 人気脚本家の2人がコンビを組んで小説を書いたそうで、確かにドラマみたいなストーリー展開でテンポが良く読みやすかった。事件は北欧ミステリーにしてはそこまでおどろおどろしい感じではなく普通に面白かったけど、シリーズものの警察小説なのに魅力的なキャラクターがいないので、読んでいてあまり楽しくない・・。

 まず主役のセバスチャンがどうにも嫌な奴で、奥さんと幼い娘を亡くしたのは気の毒だと思うけど、セックス依存症で事件の関係者の女性でも構わず関係を持ったりするのが何とも・・。しかもセックスより女性を征服するのが目的だとか言ってるし、それって依存症というよりただのゲス男じゃない?心理学者だから巧みな話術で狙った女性を落とすらしいけど、そもそも腹のたるんだ冴えないオジサンがそんなに女性にモテるなんてありえないと思う。(まあ世の中のオジサン達はパッとしない見た目でも女性を口説けると思いたいんだろうけどね・・・。)他の男性キャラクターも、自分の失態を誤魔化すために嘘をついて取り繕ってばかりいる警部にはかなりイラついたし、国家警察のリーダーは部下の女性と不倫してるし、本当に禄でもない男ばかりで少なくとも女性の読者にはあまりウケないんじゃないかな。

 それでも事件自体はなかなか複雑で、捜査の過程も興味深くミステリーとしては面白かった。事件と関係ない捜査官たちの私生活のエピソードが結構多かったけど、そもそもキャラクターにあまり魅力を感じられなかったのでその部分は流し読みしていた。全体的に見て、北欧ミステリーの中では普通という印象。

Dark Secrets

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↑ドラマ化されてるけど、主役の俳優さんのヴィジュアルが・・。

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