ロマンス小説感想日記

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海外ロマンス小説、翻訳ミステリーのブックレビュー

黒と白のはざま ロバート・ベイリー

 McMurtrie and Drake シリーズ2作目。思った以上に前作の内容と繋がりがあったので、このシリーズは順番通りに読んだほうがいいと思う。

 ボーは5歳の時に父親が白人至上主義団体KKKのメンバーによって殺されるのを見たけれど、黒人の少年の証言だけでは警察は何もしてくれなかった。そして45年後の父の命日に当時の事件の首謀者が殺害され、ボーが逮捕される。トムは親友ボーの冤罪を晴らすために弁護を引き受け裁判に臨む。南部の田舎町の人種差別が本当に恐ろしかった。KKKって未だに活動してるのか。

 トムが元アメフト選手という設定なので、フットボールネタが度々出てくるけど、アメフトにはあまり詳しくないのでイマイチ話題について行けないのよね。それを除けば事件はとても興味深く、驚きの事実が発覚したり、関係者が命を狙われたり、とにかく衝撃的な展開で面白かった。あまりに劇的すぎてちょっと信じがたいところもあったけど、まあフィクションだし。

 異様に盛り上がる、やたらと熱い作風にも慣れて(だっていいオジサンが皆してオイオイ泣くのよ。)結構楽しく読めた。この作者も現役の弁護士でフットボールの大ファンらしいけど、きっと熱い人なのね。訳者さんがあとがきで、次作は過去二作を上回る高い評価を得ている傑作とか言ってるから(宣伝うまいな)続きも読むか。

 

 

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