ロマンス小説感想日記

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海外ロマンス小説、翻訳ミステリーのブックレビュー

潔白の法則 マイクル・コナリー

 リンカーン弁護士シリーズ最新作。過去作は読んでいないのだけど映画はずっと前に見ていて、自分の中ではミッキー・ハラーは完全にマシュー・マコノヒーのイメージになっている。(はまり役だったし。)

 これは最高に面白かった。原書だとシリーズ前作から7年も間が空いていて(その間、ミッキーはハリー・ボッシュシリーズに顔を出していたみたい)作者にとって久しぶりに書いた法廷ものだからか、かなり気合い入ってる。何者かに罠に嵌められ殺人の罪で起訴されてしまったミッキーが、自分の人生が懸かっているのに他人に弁護を任せられないと、自分で自分を弁護するというストーリー。弁護士事務所の仲間や、元妻たち(バツ2なの)に支えられて、拘置所に収監されながらも弁護の策略を練るミッキーが凄い。拘置所生活が体に堪えて、以前着ていたスーツがだぶだぶになってしまうほど痩せ細って気の毒すぎる。

 起訴した女性検察官の執念が怖かった。汚い手を使って妨害してくるのが腹立つわぁ。少なくとも判事が公平な人で良かった。(カリフォルニアの裁判官は木槌を使わないって初めて知った。映画やテレビの裁判官はやたらと木槌を叩いてるイメージがある。)法廷での白熱したやりとりが凄くて釘付けになって読んでいた。途中で重要な証人が使えなくなったり、ハプニングにハラハラさせられたけど、窮地に陥っても諦めずに必死で検察に反撃するミッキーが素晴らしい。面白すぎて読むのをやめられず寝不足になってしまった。過去作も今度読もう。

The Law of Innocence (A Lincoln Lawyer Novel Book 6) (English Edition)

The Law of Innocence (A Lincoln Lawyer Novel Book 6)

  • Connelly, Michael
  • Little, Brown and Company

 

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