ロマンス小説感想日記

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海外ミステリー、ロマンス小説のブックレビュー

凍てついた痣 カリン・スローター

凍てついた痣 (ハーパーBOOKS)

凍てついた痣 (ハーパーBOOKS)

  • カリン スローター
  • ハーパーコリンズ・ジャパン
A Faint Cold Fear

A Faint Cold Fear

  • Slaughter, Karin
  • Century

 

 グラント郡シリーズ3作目。大学関係者の不審死が続き、サラの妹のテッサまで巻き込まれ、犯人の正体も動機もわからない難事件の捜査でジェフリーとサラが奔走し、警察を辞めて大学の警備員になったレナは大変なことに。

 レナは破滅に向かって突き進んでいるようで、彼女は一体どうなってしまうのかとハラハラしながら読んでいた。今にも闇落ちしそうだけど、何とかギリギリの所で踏ん張っているような危うい状況のレナから目が離せない。あまり好感の持てないタイプではあるけれど興味深いキャラクターだと思う。最後の章を読んで唖然としてしまった。

 サラとジェフリーの関係は少しずつ前進しているようで、今回サラが以前勤めていた病院の医師で元カレのメイソンが出てきて、ジェフリーが嫉妬する展開が楽しかった。元カレはお坊ちゃんタイプのナイスガイだけど、やはりサラはジェフリーのような危険な香りのするタイプに惹かれてしまうようで、ロマンス小説の典型的なパターンよね。

 あまり伏線も張られていなくて、終盤で突然真犯人が判明したような印象はあったけれど、謎解きがメインのストーリーではないし、サスペンスとしてはとても面白く、先が気になってどんどんページをめくってしまった。このシリーズは最後まで翻訳を出してくれるのかな?