Will Trent 7作目 このシリーズはどんどん面白くなっていくわね~。今作はウィルが潜入捜査で前科者に扮して悪党に近づき、かなり危険なことになっている。メイコン郡で刑事になったレナ・アダムスが再登場して、またもや彼女と一緒にいた警官が撃たれることに・・。入り組んだ事件でとても面白かった。
レナはジェフリーの息子と結婚したのか。彼女がまた突っ走って捜査で何かやらかしたようで、学習しない女だなと思いながら読んでいたら予想外の展開だった。犯罪組織の大物を捕らえる大がかりな捜査で、潜入したウィルが何度も危機に陥ってハラハラさせられた。
サラとレナが対面する場面は凄い緊張感で、憎しみをぶつけ合う言葉の応酬にドキドキした。レナは最後は色々吹っ切れて人生に前向きになっている感じだったけど、彼女が幸せになってしまったらつまらないので、不幸を抱えたままでいてほしいかも。サラとウィルの関係はますますメロドラマのようになっていて面白かった。これはロマサスのカテゴリーに入れたほうが良いんじゃないかと思うくらい何だか激しく盛り上がっていたわね。こういうのはロマンス好きな女性読者にはウケると思うけど、硬派なミステリー好きな男性読者にはどうかしら。