検屍官シリーズ26作目 ストーリーの出来はまあ普通だけど、扱っている内容が非常に興味深い。最近はそんな武器が開発されているのか?!と驚愕するような、前代未聞の恐ろしい装置を使用した犯罪を描いていた。
無能な上に性格のねじ曲がった上司の妨害に立ち向かいながら、事件解決のために奔走するスカーペッタに肩入れしたくなる内容だけど、いつもこんな感じだと読んでいてウンザリしてしまうので、たまには敵に邪魔されることなく仕事に専念するスカーペッタを見てみたい気もする。実の妹も困った人だし、周りは敵だらけで、人間関係が仕事の足を引っ張りすぎているのがもどかしい。裁判でスカーペッタが証言する場面から始まっているけれど、検察官まで彼女を目の敵にして攻撃しているというのは一体どういうことかと。
裏に凄い黒幕がいるんじゃないかと思って読んでいたので結末はやや拍子抜けだったけれど、恐ろしい犯罪を扱ったインパクトのある内容で面白かった。


