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ブリジット・ジョーンズの日記 恋に仕事にSNSにてんやわんやの12か月 ヘレン・フィールディング

Bridget Jones: Mad About the Boy: A GoodReads Reader's Choice (English Edition)

Bridget Jones: Mad About the Boy

  • Fielding, Helen
  • Vintage

 

 4月にこの小説が原作の新作映画が公開されるようで→映画『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』公式サイト このシリーズは昔好きだったので懐かしいなあと思い読んでみた。映画は全作見ているし、小説もシリーズの最初の2作は読んだ覚えがある。以下ネタバレあるかも。

 1作目ではアラサーだったブリジットが、本作では51歳!オバサンになって多少は落ち着いたかと思いきや、相変わらずドタバタした毎日を送っていた。それにしても彼女にはマークと末永く幸せに暮らしてほしかったのに、彼が死んでしまうなんて・・。マークが亡くなって途方に暮れるブリジットにはウルっとさせられたけど、湿っぽいエピソードはあまりなく、超高齢出産だったため子供がまだ小学生と幼稚園児なので、2人の世話にあたふたしている彼女の日常がコミカルに描かれている。子供って学校でアタマジラミが流行ると、絶対もらってきちゃうから大変よねぇ。子供にうつされてブリジットの頭にもシラミが湧いて、それをエクステをつけている友人にうつしてしまい大変なことになったり、とんでもなくはた迷惑なブリジットに笑った。

 それはさておき、本作は51歳のブリジットが30歳(!)の青年と恋に落ちるという年の差恋愛がテーマで、そんな息子みたいな年の相手と付き合うのかと、最初はちょっと引いたけど、お相手のロクスターがなかなかの好青年で、ブリジットとウマが合って一緒にいて本当に楽しそうだったから、これだけ年の差があってもこの2人は上手くいくかもしれないなと思って読んでいたのよね。だからロクスターが別れを切り出しても、多分最後にはきっとブリジットのところへ戻って来るだろうと思っていたのに、予想外の結末だったなあ。ロクスターに振られて彼の前では平気な顔を装っても、夜一人になった時に涙を流すブリジットが気の毒で泣けたわ。やはり年齢の壁は越えられないのねぇ。

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 映画のポスターは若い男性と黒人の男性との三角関係っぽい感じになっているから、原作とは展開を変えているのかもしれないけど、 小説は若いロクスターとの恋愛がメインで、彼と別れた後に突然どういうわけか、息子の学校の体育教師の男性が急接近してきて、結局同年代の体育教師と再婚して幸せになるという、少々唐突な展開だったのよ。あんなにロクスターに夢中だったのは何だったのかと思ったし (原書のタイトルも"Mad about the Boy"だし・・)、体育教師はそんなにブリジットが好きだったのか!?と驚いたけど、やはり21歳も年下の男性と添い遂げるというのは現実的ではないから、妥当な結末かなと。 

 始めのうちは、ブリジットがツイッターを始めてフォロワーの数に一喜一憂したり、酔っぱらって支離滅裂なことをツイートしたりするのがイタくて、いいオバサンが何やってんだかと呆れていたのだけれど、読み終わってみれば、やはりブリジットはバカをやっても許せてしまう憎めないキャラクターで、幸せを掴もうとする前向きな彼女の行動に元気をもらえたし、楽しいストーリーで良かったと思う。

 

 映画でロクスター役を演じる俳優レオ・ウッドールが主役の”プライム・ターゲット”というドラマを今ちょうど見ているところで、このドラマではゲイの天才数学者の役なので、彼がブリジットの恋人になるのかと思うと不思議な感じ。

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