銃の乱射事件をテーマにしたロマサス。ヒロインが2歳の息子を銃撃で亡くしたという設定はロマサスには重すぎて、子供を亡くしたばかりで恋愛をするような気分になれるものかなあという気はしたけど、全体的には面白かった。
ヒロインは悲劇に見舞われたけれど、いつまでもめそめそしているわけではなく、ヒーローと共に危機に立ち向かうので、設定の割にそこまでの悲壮感はなくロマンスを楽しめた。ヒーローはサンドラ・ブラウンがいつも書いているようなハンサムで稼ぎの良い仕事をしている金持ちで自分に自信を持っているタイプの男性。ヒロインに惚れ込んで、会う度に彼女をガン見しているのが笑える。やはりロマンス小説のヒーローは視線で女性をドギマギさせられるくらい目力がないとダメよね。元カノがテレビのレポーターで、取材で捜査を妨害したり、なかなかの悪役ぶりで面白かった。
サスペンスに関しては、終盤に警察が名前を出したアーノルド・ドレーパーのくだりがちょっと不自然で納得いかなかったけど、意外な人物が真犯人でそこそこ面白かった。

