やっと読み終わった~。前作もクリフハンガーな終わり方だったけど、今作ときたら何という衝撃の展開!ここで終わり~??と地団太を踏みたくなったわ。ゼイデンがこれからどうなってしまうのか気になる~。正直あまりに長くて、もう少しコンパクトにまとめてくれよと思いながら読んでいたけど、それでも続きが気になるから次作が出たら読むわ。作者は元々3部作の予定だったけど凄いベストセラーになったから5作目まで書くことにしたのよね。翻訳も全部出すのかしら?
このシリーズはヒロイン視点の一人称で書かれているけど、前作と同じく最後の章だけヒーローの視点で書かれていたわね。こういうスタイルと決めているのかしら?個人的には最後の一章だけでなく両者の視点を交互に書いてくれると嬉しいんだけど。できることなら一人称でなく三人称で書いてくれたらなお良いわね。最近は一人称のロマンス小説が増えているけど、昔は三人称で書かれたものが多くて、ヒロイン視点だとヒーローの気持ちがわかりづらくて読者には不評だったと思う。戦闘シーンなんかにしても、ヒロイン視点だとちょっと状況がわかりにくかったりするし。
前作同様、登場人物のセリフの訳し方が子供っぽくて軍人というより高校生みたいなのがちょっと気になった。この作者は確か夫が軍人だとどこかで読んだ覚えがあるので、原文ももっと軍隊らしい雰囲気を想定して書いていると思うのよね。YA小説みたいな文章なのに大人向けのラブシーンが出てくると違和感あるし、何とかしてもらえないかしら。
それにしても前作が本屋大賞を受賞したのには驚いたわ。出版社のプロモーションのお陰よね。実際本屋大賞って少なくとも翻訳部門に関しては出版社のマーケティングに負うところが大きいと思う。早川書房はそういうところは熱心よね。(むしろ最近はマーケティングありきで刊行する作品を選んでいるような感じがする。)進撃の巨人の声優に賛辞を書いてもらったり頑張ってると思う。実際、進撃~と内容的に通じるものがあるわよね。あの漫画の読者がこれを読むかは疑問だけど。
このシリーズが気に入った人には少し古いYA小説だけどマリー・ルーの「レジェンド」がおすすめ。ドラゴンは出てこないけどヒロインが軍の将校だったり設定が似ていると思う。ただマーケティングに不熱心な(?)新潮社が刊行したのであまり売れなかったのか面白いのに3部作の1作目しか翻訳されてないのよね・・。


