イギリスの新人作家のデビュー作。内容的にはとても面白く、どんでん返しもなかなかのもので良く出来たミステリーだと思うけど、展開がまわりくどく話の進展が遅いのでちょっと長く感じた。ネタは良いのに惜しい。
夢遊病で寝ている間に殺人を犯したと言われているアンナ・オグルヴィは「生存放棄症候群」に陥り事件直後からずっと眠ったまま4年になる。犯罪心理学者で睡眠の専門家のベンは彼女を覚醒させるという難題に挑むことに・・というストーリー。
ベンはバツイチでエリート警察官の元妻クララとの間に幼い娘がいる。犯罪学者の割に女々しくて、颯爽としたヒーロータイプではないけれど、いつも追い詰められて焦っているような印象のキャラクターでハラハラさせられ面白かった。アンナの事件を調べているうちに意外な事実が判明していき、さらなる殺人も起きて、最後まで先の読めない展開が良かった。患者Xの正体は誰だろうと思いながら読んでいたけど、この結末にはビックリ。
Netflixがドラマ化予定だそうで、調べてもまだあまり具体的な情報はなかったけど、作家本人がXのアカウントの自己紹介にドラマ化進展中と書いているので、気長に待っていればそのうち製作されるでしょう。脚本家が有能ならかなり面白いドラマになりそう。

