前作が割と面白かったので2作目も読んでみた。それぞれの登場人物の色んな思惑が複雑に絡み合った一筋縄ではいかない事件で、謎解きは1作目よりもパワーアップしていたように思う。
登場人物が多いので、序盤は人物紹介的な描写ばかりでなかなか話が進展せず展開がややスローに感じたけど、中盤からどんどん面白くなっていった。犯罪実話を執筆中の作家アーネストが主人公で、ミステリーを書くルールが云々という彼の語りが面白くもあり、鬱陶しくもありという感じ。作家協会のイベントで豪華列車の旅に招待され、数名の作家とともに参加した彼が、列車内で起きた殺人の犯人を探し出すストーリーで、出版業界の内輪ネタが興味深かった。作家と出版にまつわる事件がとても面白く、非常に良く出来たミステリーで良かった。
シリーズもので主人公は前作と同じだけど、全く違うシチュエーションのストーリーなので、前作が未読でも楽しめると思う。

