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海外ミステリーとロマンス小説のブックレビュー

オペレーション・デッドハンド M・A・ロスマン

オペレーション・デッドハンド

オペレーション・デッドハンド

  • M.A. Rothman
  • Primordial Press

 

 この作家の「ダーウィンの暗号」が良かったので、こちらも読んでみた。まあ面白かったけど、こういうアクションスリラーは他にも書いている作家がたくさんいるのでロスマンさんには「ダーウィン~」のようなメディカルスリラーをもっと書いてほしいなあ。主人公のリヴァイ・ヨーダーの設定が色々盛りすぎでツッコミどころが・・・。以下多少ネタバレしていますので未読の方はご注意を。

 

 序盤はリヴァイが奥さんを亡くしたショックで世界中を放浪していたエピソードが続き、日本で空手を習っていた話とかも出てくるけど、特に事件が起きるわけでもなくやや間延びした印象。これはもし大手出版社の刊行なら編集者が「ここは端折ってスピーディーに!」とか助言しそうだけど、自費出版だからかなぁ。でも「ダーウィンの暗号」は冗長な部分もなく面白かったのに。

 そしてこういうアクション物のヒーローは大抵やたらと強くて人間離れしているものだけど、この主人公のリヴァイはエジプトの古代の遺物に触れたせいで不老不死になった(!?)とか、そんなマーベルコミックのヒーローみたいな設定ってどうよ・・。アーミッシュのコミュニティで育ったけれど大人になってそこを抜け出し、マフィアのフィクサーになったという凄い経歴の持ち主で、見た目も超ハンサム、武術の達人で何でも出来ちゃうしスーパーマンすぎる。まあでもツッコミを入れながらも結構楽しく読めたので悪くはなかった。巻末に次作の試し読みが載っているので刊行予定があるのかな?

 

 

 余談だけど、夫の転勤で昔アメリカに住んでいた時に色んな国立公園に観光に行ったんだけど、その際にアーミッシュの人たちに遭遇したことがあるのよね。ああいう人たちは商業化した観光地には来ないけど国立公園なんかには来るようで、別の時代から来たような恰好をした人たちを間近で目にして驚いた。男の人は髭を剃る習慣が無いのか、顎鬚が胸のあたりまでモジャモジャに伸びていたな。

 

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