ロマンス小説感想日記

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海外ロマンス小説、翻訳ミステリーのブックレビュー

死んだライオン ミック・ヘロン

 Slough House シリーズ2作目。ソ連時代のスパイの残党や、クレムリンで一旗あげるため、イギリスの保安局にアプローチするロシアのオリガルヒが出てきたりして、なかなか興味深い内容。入り組んだストーリーで先が読めず面白かった。

 前作でリヴァーを陥れた最低男のスパイダーがまた登場し、嫌な奴ぶりを発揮している。この男、ほんと腹立つわ。でもこういうヒール役がいるからこそ話が盛り上がるのよね。そしてこのシリーズって毎回メンバーの誰かが死ぬことになっているのか、本作ではあの人が・・。

 リヴァーはジャクソンに命じられ潜入捜査をすることになり、ヘマをして危険な目に遭いながらも情報を探り出し、なかなかの活躍ぶり。あちこちで様々な策略がめぐらされ一筋縄ではいかず面白い。最後まで読むと色んなことが繋がってなるほどと唸らされる、とても良く出来たストーリーだった。

 前作を読んだ後にAppleTV+でドラマの第一話を試しに見てみたのよね。ゲイリー・オールドマンが肥満化していてギョッとしたけど、さすがに人前でオナラをしたり、股間を掻いたりというシーンはなかったな。穴のあいた靴下は履いてたけど。全体的に原作どおりの雰囲気で上手く映像化されていたと思う。リヴァー役の俳優さんもカッコよかった。配信元がAmazonNetflixだったら良かったのに・・・。

Dead Lions: Slough House Thriller 2

Dead Lions: Slough House Thriller 2

  • Herron, Mick
  • John Murray Publishers Ltd

 

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