ロマンス小説感想日記

ロマンス小説感想日記

海外のロマンス小説やミステリー小説のブックレビュー

♡Historical

野獣と呼ばれた公爵の花嫁 アマリー・ハワード

この作者は元々ヤングアダルト向けのファンタジーを書いていて、他の作家と共著でヒストリカルロマンスを何作か出した後、単独で書いたこの作品で人気が出たようで、そこそこキャリアのある作家らしい。読んでみると確かに新人作家のような粗さはなくこなれ…

危険な愛にほだされて エリザベス・ホイト

Greycourtシリーズの2作目がやっと出た!ヒロインは残忍な叔父の公爵に彼の部下として働いている貧民街出身の野蛮な男性との結婚を強要される。自分がしなければ妹が結婚させられてしまうので、妹を守るために仕方なく承諾する。

屋根裏の男爵令嬢 カーラ・ケリー

ヒロインは男爵令嬢だけど、父親が財産を使い果たし借金を残して亡くなり、屋敷を売り払ってパン屋に住み込みで働くことに。そしてパン屋の常連客の侯爵の遺言でダートムーア刑務所に戦争捕虜として捕らえられているアメリカ人の身元引受人になってしまう。

運命の扉をあけて スーザン・イーノック

これはScandalous Highlandersシリーズの2作目。全4作のシリーズなのに不評だったのか2作しか翻訳されていないのね。読んでみると確かにあまり面白くないな・・・。イングランドへやってきたハイランダーのヒーローが敵対する氏族のレディと恋に落ちると…

ハイランダー戦士の結婚条件 リンゼイ・サンズ

Highland Brides シリーズ7作目。ブキャナン兄弟が続々と結婚してどんどん親戚が増えている。いつもどおり何故か命を狙われていて何度も殺されそうになるヒロインと彼女を守ろうとするヒーローのロマンス。

従僕と伯爵と私 ヴァレリー・ボウマン

ラズベリーブックスはいつもkindle unlimitedで読ませてもらっている。このレーベルも昔は面白い作家をたくさん出していたけど、最近はラインナップが微妙な気がする。

ひと目惚れで恋に落ちるには コートニー・ミラン

The Worth Saga 2作目。読んでビックリ。ヒーローがアフリカ系だった。それからヒロインがバイセクシュアルだという仄めかしが・・。この作者はいつもキャラクターに一癖あるけど、今作はかなり攻めてるなぁ。

青銅の騎士 ポリーナ・シモンズ

ロマンス小説らしからぬ重厚なストーリーで、第二次大戦中のソ連の状況を克明に描き出していて戦争の悲惨さが胸に迫ってくる。かなりヘビーな内容だけど、だからこそロマンスにも重みがあり大きな感動を得られるんだと思う。

遥かなる夢をともに コートニー・ミラン

ヒロインには持病のある妹がいて、後見人の叔父が怪しげな医者を見つけてきてはとんでもない治療を受けさせようとするので、それを阻止するために妹が成人するまで結婚しないと決めていて、派手すぎる悪趣味なドレスを着て、失礼な態度で男性を寄せ付けない…

復縁は甘くひそやかに ベサニー・ベネット

新人作家のデビュー作。デビュー作によくあるパターンで、頑張って色々詰め込みすぎて少々まとまりに欠ける印象。独創的なストーリーにしたかったんだろうけど、ちょっと奇をてらいすぎているように感じるところもあった。

伯爵の秘密の管理人 スザンナ・クレイグ

Love and Let Spyシリーズ1作目。これは恐らく"Live and Let Die"をもじったシリーズ名だと思うので、スパイ絡みで活劇っぽい内容かと思ったけど、ヒーローが軍人で諜報系の仕事をしていたというだけで、それらしいプロットはなく割と普通のヒストリカル・…

愛しているが言えなくて リンゼイ・サンズ

これは比較的初期の作品で、この作者の基本形という感じのハイランダーもの。ちょっと太めだけど可愛くて優しいヒロインと無口だけど思いやりのある誠実なヒーローのロマンスで、それぞれの親も良い人達だし、ストレスなく読める笑えて心温まるストーリーだ…

塔の上の婚約者 ジョアンナ・リンジー

原書は1984年刊行のかなり古い作品。80年代に書かれたヒストリカル・ロマンスだとbodice-ripper的なものが多かったりするけど、これはそうでもなく、ヒーローはヒロインにメロメロで、皆に恐れられているハイランダーの氏族長にしては女性に優しく、最近の作…

公爵の建築家は逃げ出した令嬢 シリア・ジェイムズ

逃げ出した令嬢シリーズ最終作。アメリカ人の富豪令嬢3姉妹のロマンスを描いたシリーズで、これは一番下の妹のお話。建築事務所で設計の仕事をしていて、建築家としてのキャリアを追求するために結婚はしないと決心しているらしく、3姉妹の中でも一番進歩…

午前零時の公爵夫人 ロレイン・ヒース

Sins for All Seasons シリーズ4作目。ヒロインは夫を亡くしたばかりの未亡人。公爵の夫が世継ぎを残さないまま病気で亡くなり、後継者がいないためこのままでは爵位や領地を女王に返還しなければならないけれど、そうなるとわずかな財産しか残らず、彼女を…

公爵の甘美な手ほどき ケイト・ピアース

この作者は以前、幻冬舎のラベンダーブックスからエロティック・ロマンスのシリーズが出ていたけれど、今作は新シリーズで普通のヒストリカル・ロマンスらしい。作者のウェブサイトを見ると、パラノーマルやカウボーイものに、別名義でヒストリカルのミステ…

レディ・スターライト アマンダ・クイック

これも面白かったけど、ヒーローもヒロインも、先日読んだ「あやまちの求婚は真夜中に」とそっくりなキャラだった。怪しい人物の屋敷に忍び込んで書斎の机の引き出しを漁るというヒロインの行動も同じで既視感ありまくりだけど、安定した面白さで最後まで楽…

放蕩者を改心させるには ダネル・ハーモン

D・ハーモンはこれが初邦訳だけどキャリアは結構長いみたい。この作品は原書が1997年刊行の De Montforte Brothers シリーズの1作目。だいぶ前に書かれた作品だから、最近の新人作家が書いたものとは若干趣が異なり、時代の雰囲気もそれなりに感じられる正…

あやまちの求婚は真夜中に アマンダ・クイック

ヒロインは、J・A・クレンツ名義のロマサスのヒロインをそのまま摂政時代の女性にしたような飄々としたタイプで、すぐに向こう見ずな行動に走ってしまうところが危なっかしく、ちょっと抜けてるところが可愛い。

妻に恋した放蕩伯爵 キャリー・ハットン

親に決められた結婚に反発し、ベロベロに酔っぱらった状態で結婚式に現れて、花嫁の顔もろくに見ずに式を挙げた後、新妻を田舎の屋敷に残してロンドンにとんぼ返りしたヒーローは、社交界の催しで出会った美しい令嬢が自分の妻だと気付かずに恋してしまう。

堕天使の娘は冬の庭で リサ・クレイパス

ヒロインは壁の花シリーズのエヴィとセバスチャンの娘で、愛する夫を亡くし2人の幼い息子を育てている未亡人。ヒーローはレイヴネル家の次男。若い頃は放蕩者でかなりオイタをしていたそうだけど、今は真面目に兄の領地の管理を手伝っている。

堅物侯爵の理想の花嫁 エラ・クイン

軽く読める楽しいヒストリカル・ロマンスだった。侯爵のヒーローは結婚するなら相手は血筋の良い従順な女性だと決めていたけれど、進歩的な考え方で自己主張の強いお転婆なヒロインと出会って一目惚れしてしまう。

壁の花の小さな嘘 ステイシー・リード

ヒロインは貴族の令嬢だけど、父親が早くに亡くなって困窮し、持参金もコネもないため嫁に行き遅れて壁の花になっている。自分が有力者と婚約すれば、妹たちは結婚できるだろうと考え、スコットランドの城に引き籠っているという噂の公爵との婚約をでっちあ…

イタリアの花嫁 ジュリア・ジャスティス

ヒロインの母親はイギリスの子爵令嬢だったけれどイタリア人の音楽家と恋に落ちて結婚し家族に縁を切られてしまった。両親が亡くなり頼る人がいなくなったヒロインは母の親戚の家に身を寄せるけれど、そこでは使用人のように扱われていた。

愛の旋律は鳴り止まず メアリ・バログ

Survivors' Club シリーズ最終巻。48歳の公爵と39歳の音楽教師のロマンス。年齢高めのカプルだけどいつも通りのこの作者らしいしっとりしたロマンスで良かった。シリーズのこれまでの作品で仲間たちを支えてきた優しい公爵がついに結婚かと思うと感慨深いも…

運命のフォトグラフ ジュード・デヴロー

1896年のアメリカのお話。超リッチで甘やかされて育ったお嬢様ヒロインは、結婚相手を斡旋する慈善事業をしていて、ある日、寂しげな表情をした男性の見合い写真を見て一目惚れし、勝手に運命の人だと決めつけ、妻になるため彼の住む西部の町にやってくる。

眠れる美女のあやまち ジュード・デヴロー

1910年代のアメリカのお話で、ヒロインは裕福な農場主の娘。父親は労働者を安い賃金で劣悪な環境で働かせている悪徳経営者で、経済学者のヒーローは、労働者たちのために組合を組織するためにやってきてヒロインと出会う。

恋の訪れは魔法のように キャサリン・コールター

この作者のヒストリカルはかなり昔に書かれたものばかりだから最近の作品にはない面白さがあると思う。いつも内容盛り沢山でやたらと波乱万丈で長いけど、説明的な描写は少なくセリフが多めでテンポが良いから意外とサクサク読めちゃうのよね。

公爵と忘れられた美女 サラ・マクリーン

前作から3年以上たって続きが出るとは!もう読めないかと諦めていたわ。久しぶりにサラ・マクリーンを読んだけどやっぱり面白い。この作者はキャラクターの書き方が上手いよねぇ。

忘れえぬキスを重ねて ジュリー・アン・ロング

今作は原書が2019年刊行の最新シリーズThe Palace of Roguesの1作目。そこまで期待せずに読んでみたけど、思いの外とても良かった。さりげないユーモアが楽しくて、ロマンスは甘く切なく、ちょっとした捕り物劇も盛り込まれているよく出来たストーリーで、…

無断転載禁止 copyright © 2018 BOOKWORM