ロマンス小説感想日記

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海外ロマンス小説、翻訳ミステリーのブックレビュー

ブックレビュー

真鍮の評決 マイクル・コナリー

リンカーン弁護士シリーズ2作目。先日感想を書いた「潔白の法則」は最新作なのでネタバレに気を付けてあまり内容に触れないようにしたけれど、これはだいぶ前の作品で既に読んでいる人が多いと思うのでネタバレありで。これから読むつもりの方はご注意を。

潔白の法則 マイクル・コナリー

何者かに罠に嵌められ殺人の罪で起訴されてしまったミッキーが、自分の人生が懸かっているのに他人に弁護を任せられないと、自分で自分を弁護するというストーリー。

エヴァンズ家の娘 ヘザー・ヤング

ミステリーの要素は少なめで、女性向けフィクションという感じだけど、終盤に明かされた過去の事件の真相はショッキングだった。

アルテミス アンディ・ウィアー

「オデッセイ」を見た印象から、どちらかというと硬派なSFを書く作家なのかと思っていたけど、思ったよりもマンガちっくでユーモラスな作風だった。

キュレーターの殺人 M・W・クレイヴン

本作もなかなか入り組んだ凄い事件で、アメリカのFBIまで出てくるスケールの大きな犯罪でありながら、極めて個人的な私怨も絡んでいて、謎解きの面白さを堪能できるストーリーだった。

ダーク・マター ブレイク・クラウチ

ドッペルゲンガー現象(?)がテーマのSFサスペンスで、恐らくガチのSFファンの人からすると色々突っ込みどころがあるんだろうけど、シュレディンガーの猫の説明とかもわかりやすかったし、文系頭の自分でも楽しく読めて面白かった。

放たれた虎 ミック・ヘロン

Slough Houseシリーズ3作目。「泥沼の家」の一員であるキャサリンが誘拐され、彼女を救出するため他のメンバーたちが奮闘するけれど、そこには罠が仕掛けられていて・・というストーリー。

もう終わりにしよう イアン・リード

ベストセラーの話題作で、映画化もされているので面白いかと思ったけど、何だかよくわからない話だった。

サンドリーヌ裁判 トマス・H・クック

トマス・H・クックは80年代から活躍しているアメリカの作家で、翻訳もたくさん出ていて日本でも人気があり、ミステリーのランキングで何度も上位に入っているし、日本のテレビ局によってドラマ化されたこともあるという。

死んだライオン ミック・ヘロン

Slough House シリーズ2作目。ソ連時代のスパイの残党や、クレムリンで一旗あげるため、イギリスの保安局にアプローチするロシアのオリガルヒが出てきたりして、なかなか興味深い内容。

法人類学者デイヴィッド・ハンター サイモン・ベケット

医師で法人類学者でもある主人公が、殺人事件で死体の状態を分析し、警察の捜査に協力するシリーズもののミステリー。

暗黒街の女 ミーガン・アボット

「暗黒街の女」は、信心深いキリスト教徒の家庭で育った普通の若い女性が、ギャングの女幹部に見い出され彼女の仕事を手伝うようになり、裏社会でのしあがっていくストーリー。

評決の代償 グレアム・ムーア

かなり面白い法廷ミステリー。10年前の事件が新たな殺人事件を引き起こし、当時の陪審員に疑惑が・・。「12人の怒れる男」のように陪審員に焦点を当てた裁判ものだけど、捻りが効いていて先の読めない展開のストーリーが凄く面白かった。これはおすすめ。

地上最後の刑事 ベン・H・ウィンタース

10年以上前だけど、セス・グレアム・スミスが書いた「高慢と偏見とゾンビ」というJ・オースティンの名作にゾンビを登場させたマッシュアップ小説がベストセラーになって、翻訳も出ていたから私も当時読んだのよね。

伯爵と窓際のデビュタント ロレイン・ヒース

Sins of All Seasons シリーズ5作目。L・ヒースは切ないロマンスに定評のある作家だけど、本作はそれほど悲痛な設定ではなく、かなり甘々なラブストーリーだった。

欺きの仮面 サンドラ・ブラウン

連続殺人犯を追うFBI捜査官のドレックスが、遂に犯人と思われる男を発見すると、彼は結婚していて、若く美しい妻がいた。彼女は共犯者なのか、それとも殺人犯の次の犠牲者なのか・・・というストーリー。

魔術師の匣 カミラ・レックバリ ヘンリック・フェキセウス

上下巻で800頁という凄いボリューム。2人で書いてると長くなるんだろうか?女刑事とメンタリストがタッグを組んで難事件に挑むミステリーだというから面白そうだと思い読んでみた

窓際のスパイ ミック・ヘロン

イギリスの作家が書いたスパイもので、派手さはないけどアクションよりもサスペンス重視のストーリーが自分の好みに合っていて面白かった。

堕ちた刃 サンドラ・ブラウン

S・ブラウンの14年位前のロマサス。これはあらすじを読んだ限りでは設定が微妙な気がして、長いこと積んだままになっていたのよね。

優等生は探偵に向かない ホリー・ジャクソン

Good Girl's Guide to Murder 2作目。前作の後日譚的なエピソードから始まり、登場人物も共通しているので1作目から読むのがおすすめ。

かりそめの婚約 ブリアンナ・ラバスクス

B・ラバスクスは今ではミステリー作家としてかなり人気があるので、このあまり売れなかったデビュー作のヒストリカルロマンスは本人にとっては黒歴史じゃないかと思うけど、翻訳されているのがこれだけというのは皮肉だわね。

ジェイコブを守るため ウィリアム・ランディ

2013年刊行の法廷サスペンスで、2020年にドラマ化されAppleTV+で配信中。これは傑作と言っていいと思う。

時間旅行者のキャンディボックス ケイト・マスカレナス

原題は"The Psychology of Time Travel"で、タイムトラベラーの心理に焦点を当てた異色のストーリー。可愛らしい日本語タイトルは内容と合っておらず、鬱屈とした雰囲気のタイムトラベルSF+殺人ミステリーだった。

弁護士ダニエル・ローリンズ ヴィクター・メソス

麻薬の売買で逮捕された知的障害のある黒人の少年テディの弁護をすることになったダニエルは、どう見ても濡れ衣なのに有罪にしようと躍起になっている検察官と意地の悪い裁判官を相手に無罪を勝ち取るために奔走する。

歴史は不運の繰り返し ジョディ・テイラー

タイムトラベルものだけど、ややこしい設定はなくSFをあまり読まない私のような読者でもスラスラ読めてとても面白かった。ロマンスもあるし女性におすすめだと思う。

公爵夫人のボディガード スカーレット・スコット

公爵の夫が秘密結社に暗殺されヒロインにも危険が迫り、政府がボディガードとして寄越したのが元恋人のヒーローだったというストーリー。

オリジン ダン・ブラウン

この「オリジン」は「ダ・ヴィンチ~」の頃のような画期的な面白さではなかったように思うけど、深淵なテーマをわかりやすくエンタメとして読ませる手腕は流石で、相変わらずのページターナーだった。

最後の審判 ロバート・ベイリー

シリーズ最終作は、復讐に取り憑かれて次々と人を殺しまくる殺し屋に、癌を患った老弁護士のトムが立ち向かうストーリー。

父を撃った12の銃弾 ハンナ・ティンティ

幼い頃に母親を亡くしたルーは父親と2人で各地を転々としながら暮らしていた。ルーが12歳の時、父親のホーリーは娘に安定した生活を送らせるため、亡くなった妻の故郷の町に定住し漁師の仕事を始める。

パーキングエリア テイラー・アダムス

映画化もされている人気作らしいので期待して読んでみたけど、あまり面白くなかった。単純なストーリーで捻りが足りないし、キャラクターの描写も表面的

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