ロマンス小説感想日記

ロマンス&ミステリー小説感想日記

海外ミステリー、ロマンス小説のブックレビュー

ブックレビュー

蜘蛛の巣の罠 ラーシュ・ケプレル

蜘蛛の巣の罠 (上) (扶桑社ミステリー) ラーシュ・ケプレル 扶桑社 蜘蛛の巣の罠 (下) (扶桑社ミステリー) ラーシュ・ケプレル 扶桑社 The Spider: A novel (Killer Instinct Book 9) (English Edition) Kepler, Lars Knopf このシリーズの感想はいつも…

あなたとわたしの夏の旅 エミリー・ヘンリー

あなたとわたしの夏の旅(上) (扶桑社ロマンス) エミリー・ヘンリー 扶桑社 あなたとわたしの夏の旅(下) (扶桑社ロマンス) エミリー・ヘンリー 扶桑社 People We Meet on Vacation Henry, Emily Berkley エミリー・ヘンリーの邦訳2作目。旅行好きでいつ…

書店主フィクリーのものがたり ガブリエル・ゼヴィン

書店主フィクリーのものがたり (早川書房) ガブリエル ゼヴィン 早川書房 The Storied Life of A. J. Fikry: A Novel Zevin, Gabrielle Algonquin Books G・ゼヴィンの2016年本屋大賞翻訳部門受賞作。本屋が主人公の心温まる物語とくれば、そりゃあ受賞する…

扉の中 デニーズ・ミーナ

扉の中 (ハヤカワ・ミステリ 1683) デニーズ ミーナ 早川書房 Garnethill Mina, Denise Vintage Digital 1999年刊行の古いポケミス。デニーズ・ミーナはスコットランドのミステリー作家でこの作品でCWAの新人賞を受賞したとのこと。その後もたくさんの作品を…

内なる罪と光 ジョアン・トンプキンス

内なる罪と光 (ハヤカワ・ミステリ文庫) ジョアン トンプキンス 早川書房 What Comes After: A Novel Tompkins, JoAnne Riverhead Books 2022年のエドガー賞ノミネート作だけど、ミステリーと言うより純文学的な小説だと思う。殺人事件を題材にしてはいるけ…

天国からはじまる物語 ガブリエル・ゼヴィン

天国からはじまる物語 ガブリエル ゼヴィン 理論社 Elsewhere Zevin, Gabrielle Square Fish この作家の最新作「トゥモロー・アンド・トゥモロー~」(→感想) が気に入ったので過去の作品も読んでみた。2005年刊行のYA小説だけど、これは古くても読む価値のあ…

零下18度の棺 ステファン・アーンヘム

刑事ファビアン・リスク 零下18度の棺 (ハーパーBOOKS) ステファン アーンヘム ハーパーコリンズ・ ジャパン Eighteen Below (Fabian Risk Series Book 3) (English Edition) Ahnhem, Stefan Minotaur Books 北欧ミステリー。スウェーデンのミステリー作家は…

死刑執行のノート ダニヤ・クカフカ

死刑執行のノート (集英社文庫) ダニヤ・クカフカ 集英社 Notes on an Execution: A Novel Kukafka, Danya William Morrow Paperbacks 2023年のエドガー賞受賞作だけど、ミステリーというよりは死刑囚の人生を描いたドキュメンタリーのような小説だった。Goo…

監禁面接 ピエール・ルメートル

監禁面接 (文春文庫) ピエール・ルメートル 文藝春秋 Inhuman Resources: NOW A MAJOR NETFLIX SERIES (English Edition) Lemaitre, Pierre MacLehose Press 心理サスペンスというよりアクション映画のようなストーリーだった。意外な展開で驚かせてくれるの…

いきすぎた悪意 サンドラ・ブラウン

いきすぎた悪意 (集英社文庫) サンドラ・ブラウン 集英社 Overkill Brown, Sandra Hodder & Stoughton S・ブラウンの最新作。これは驚愕するほどのどんでん返しはなかったように思うけど、どんでん返しにこだわりすぎて無理のある展開になってしまうと却って…

火星の人 アンディ・ウィアー

火星の人〔新版〕 上 (ハヤカワ文庫SF) アンディ ウィアー 早川書房 火星の人〔新版〕 下 (ハヤカワ文庫SF) アンディ ウィアー 早川書房 The Martian: A Novel Weir, Andy Ballantine Books 映画はだいぶ前に見たけど、小説も読んでおこうかなと。私は普段SF…

禍根 パトリシア・コーンウェル

禍根(上) (講談社文庫) パトリシア・コーンウェル 講談社 禍根(下) (講談社文庫) パトリシア・コーンウェル 講談社 Autopsy (Kay Scarpetta Book 25) Cornwell, Patricia William Morrow スカーペッタ シリーズの5年ぶりの新作。5年も間があいたのは作者が…

化学の授業をはじめます ボニー・ガルマス

化学の授業をはじめます。 ボニー・ガルマス 文藝春秋 Lessons in Chemistry: A Novel Garmus, Bonnie Doubleday ドラマを見たので内容はわかっているのだけど、小説も読みたかったので買ったわ。単行本なので高かったけど面白かったので満足!できることな…

処刑台広場の女 マーティン・エドワーズ

処刑台広場の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫) マーティン エドワーズ 早川書房 Gallows Court (Rachel Savernake Book 1) Edwards, Martin Head of Zeus "このミステリーがすごい!"で3位に入っていたので、きっと凄いどんでん返しがあるに違いないと思い読んで…

受験生は謎解きに向かない ホリー・ジャクソン

A Good Girl's Guide to Murder シリーズの短編。原書は2作目と3作目の間に刊行されていて、1作目の前日譚にあたるストーリー

救出 スティーヴン・コンコリー

よくあるミリタリー・サスペンスで、特別目新しいところはないけれど、読みやすく面白かった。

永遠が終わる頃に シャノン・マッケナ

永遠が終わる頃に (mirabooks) シャノン マッケナ ハーパーコリンズ・ジャパン Their Marriage Bargain (Dynasties: Tech Tycoons Book 1) McKenna, Shannon Harlequin Desire S・マッケナの契約結婚をテーマにした新シリーズ。ハーレクイン小説も上手い作家…

黒い錠剤 パスカル・エングマン

黒い錠剤 スウェーデン国家警察ファイル (ハヤカワ・ミステリ) パスカル エングマン 早川書房 Femicide (Vanessa Frank Book 1) (English Edition) Engman, Pascal Legend Press 初邦訳のスウェーデン人作家。これはVanessa Frankシリーズの2作目だけど1作…

死のドレスを花婿に ピエール・ルメートル

これはP・ルメートルの初期の作品で、「その女、アレックス」の原点と言われているらしい。

海賊のキスは星空の下で ジュリア・クイン

Rokesbys シリーズ3作目。本作は何とヒロインが私掠船の乗組員に誘拐されて、ポルトガル行きの船に乗せられてしまうというトンデモストーリー。

悪魔は壁の花に恋をする サラ・マクリーン

悪魔は壁の花に恋をする (ライムブックス) サラ・マクリーン 原書房 Wicked and the Wallflower: Bareknuckle Bastards Book 1 MacLean, Sarah Avon 年末はどこの出版社も人気作家を投入してくるので、ロマンス小説も12月はリサ・M・ライスにノーラ・ロバー…

真夜中の愛撫 リサ・マリー・ライス

ミッドナイトシリーズ最新作。ヒロインは優れた頭脳を持つコンピューターの達人で、ヒーローは陰謀に巻き込まれた彼女を守るASI社のエージェント。

カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ サリー・ルーニー

カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ サリー ルーニー 早川書房 Conversations with Friends Rooney, Sally Faber & Faber この作家の「ノーマル・ピープル」が良かったので、デビュー作のこちらも読んでみた。サリー・ルーニーは1991年生まれの若い作家で…

永き夜の終わりに アイリス・ジョハンセン ロイ・ジョハンセン

Kendra Michaels 4作目。シリーズ中、これが一番良かった。ケンドラの目を治療した医師が拉致される事件が起き、彼を救出するためにケンドラが奔走するストーリー。

THE MATCH ハーラン・コーベン

子供の頃、森の中で一人で暮していたところを保護されたワイルドが、DNA鑑定のサイトで親を探し始めたことをきっかけに、予想外の事件に巻き込まれていくというストーリー。

ふたりの逃亡者 ボブ・メイヤー

B・メイヤーは90年代に硬派な軍事サスペンスで人気があった作家らしい。これは2008年刊行の女性2人が活躍するスパイ・アクションもので、割と面白かった。

風に向かう花のように カーラ・ケリー

カーラ・ケリーのアメリカン・ヒストリカル。南北戦争後のアメリカ、ワイオミング州のララミー砦で軍医として働く少佐と、夫から虐待を受けて離婚し、新天地へやってきた女性のロマンス。

治療島 セバスチャン・フィツェック

ドラマ化されてprime videoで最近配信が始まったばかりの「治療島」。セバスチャン・フィツェックは以前「座席ナンバー7Aの恐怖 」を読んで割と面白かったので、ドラマを見るのではなく小説のほうを読んでみた。

サスペンス作家が殺人を邪魔するには エル・コシマノ

悪くはなかったけど前作のほうが良かったな。前作は、殺し屋と間違えられたヒロインが思いがけず事件に巻き込まれ、とんでもない状況に陥って右往左往するのが面白かったけど、

月光のレクイエム アイリス・ジョハンセン ロイ・ジョハンセン

ケンドラ・マイケルズ 3作目。ヒロインのケンドラがイヴ・ダンカンと友達というのは既出だけど、本作にはイヴの姉のベスが登場していた。イヴに姉なんていたっけ?

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