ロマンス小説感想日記

ロマンス&ミステリー小説感想日記

海外ミステリー、ロマンス小説のブックレビュー

YA

天国からはじまる物語 ガブリエル・ゼヴィン

天国からはじまる物語 ガブリエル ゼヴィン 理論社 Elsewhere Zevin, Gabrielle Square Fish この作家の最新作「トゥモロー・アンド・トゥモロー~」(→感想) が気に入ったので過去の作品も読んでみた。2005年刊行のYA小説だけど、これは古くても読む価値のあ…

受験生は謎解きに向かない ホリー・ジャクソン

A Good Girl's Guide to Murder シリーズの短編。原書は2作目と3作目の間に刊行されていて、1作目の前日譚にあたるストーリー

卒業生には向かない真実 ホリー・ジャクソン

これは確かに衝撃的だった。まさかこんな展開になるとは。良い子のピップが・・・。

レジェンド マリー・ルー

ディストピア系YA小説の中でも屈指の面白さ!このジャンルは一時期結構読んでいたけど、似たようなのが多くて飽きてしまい最近は遠ざかっていたのよね。これは原書も評価が高くて良さそうなので久しぶりに読んでみたらとても面白かった。

アグリーズ スコット・ウエスターフェルド

ヤングアダルト向けのディストピアものは、似たような話が多くてあまり変わり映えしない印象だけど、私が何作か読んだ中ではこの「アグリーズ」が一番面白かった

優等生は探偵に向かない ホリー・ジャクソン

Good Girl's Guide to Murder 2作目。前作の後日譚的なエピソードから始まり、登場人物も共通しているので1作目から読むのがおすすめ。

偽のプリンセスと糸車の呪い シャンナ・スウェンドソン

可愛いお話で面白かったけど、ヤングアダルトというよりミドルグレード向けと言ってもいいくらいの内容で、頁数も少なめだし若干の物足りなさはあった。

セレクション キーラ・キャス

ヤングアダルト向けのファンタジー小説で、原書は凄いベストセラーなので面白いのかと思い読んでみたのだけれど・・・。

不思議の国の少女たち ショーニン・マグワイア

たくさんの賞を受賞しているヤングアダルト向けファンタジーの大ヒット作。タイトルは可愛らしいけど、ぞっとするような殺人事件が起きたり、なかなかシュールなストーリー。

心のナイフ パトリック・ネス

主人公が14歳の設定なので内容がちょっと子供っぽい気がするけど、テーマは結構深いものがあると思う。人々が宇宙船で別の星に移住して、そこに町をつくって自給自足の生活をしている世界の話

ミッドナイト・サン ステファニー・メイヤー

「ミッドナイト・サン」はトワイライトと同じ話のはずなのに、なぜかページ数は倍近くになっていて、とにかく長かった。全編エドワードのモノローグで人間の女の子を好きになった吸血鬼の苦悩が溢れている。

自由研究には向かない殺人 ホリー・ジャクソン

イギリスの作家が書いたヤングアダルト向けのミステリー。同じ系統でアメリカの作家カレン・M・マクマナスの「誰かが嘘をついている」も割と面白かったけど、本作はそれ以上に良かった。YAにしては謎解きがかなり良く出来ているし、主人公のキャラが良い。

わたしがわたしであるために E・ロックハート

ヤングアダルト向けのサスペンス。心に闇を抱えたアンチヒロインの物語で、女性版「リプリー」という感じ。帯に“衝撃のラスト”という宣伝文句が書かれているけど、そこまですごいどんでん返しはなかった。

どこまでも亀 ジョン・グリーン

アメリカのYA小説を読んでいると、精神疾患を抱えた高校生がやたらと出てくるのだけど、みんなそんなに病んでるんだろうか。この作品の主人公は強迫性障害を患う女子高生で、いつも細菌に感染することを恐れていて、そのことを考え出すと止まらない。

僕の心がずっと求めていた最高に素晴らしいこと ジェニファー・ニーヴン

ラノベみたいな長ったらしい邦題がイマイチだけど、ジェニファー・ニーヴンはかなり人気のあるYA作家で、この作品は映画化もされている。アメリカのYA小説って"死"に関する話が多い気がするけど、この作品のテーマは”自殺”

黒衣の天使と危険な恋 ベッカ・フィッツパトリック

トワイライトが大ヒットした後、色んな出版社が似たようなのを出していたけど、これもその1つで、ヴァンパイアは出てこないけど堕天使(?)が出てくるヤングアダルト向けのパラノーマル・ロマンス。

エレナーとパーク レインボー・ローウェル

レインボー・ローウェルは最近大注目のYA作家で、代表作の"エレナーとパーク"は高い評価を得てたくさんの賞を受賞している。ヤングアダルトのロマンスだけど1980年代が舞台になっていて、オジサンオバサンが読むと懐かしい気分になれるかも。

エヴリデイ デイヴィッド・レヴィサン

D・レヴィサンはLGBTをテーマにした作品を多く書いているそこそこ有名なYA作家で、「エヴリデイ」は映画化もされている。SF風のストーリーで、毎朝違う人間に憑依して目を覚ますという不思議な存在"A"が主人公。自分の肉体を持たないAがある女の子に恋するの…

誰かが嘘をついている カレン・M・マクマナス

ヤングアダルトのミステリー。アメリカの高校生は、麻薬の売人はいるわ、ゲイのカップルはいるわで学園ものとは言えなかなか面白い。放課後に居残りを命じられた5人の生徒のうちの一人がアナフィラキシーショックを起こして亡くなってしまう。その生徒はピ…

デリリウム17 ローレン・オリヴァー

ロマンス小説ではありませんが、愛がテーマのディストピア小説。近未来のアメリカは、職業も結婚相手も政府によって決められる管理社会。そして愛は恐ろしい病気とみなされていて、18歳を過ぎると強制的に脳の手術を受けさせられ、そういう感情を持たないよ…

シヴァ 狼の恋人 マギー・スティーフベーター

この作品は2010年発売だからもう10年前か。トワイライトの後、色んな出版社がヴァンパイアものを出しまくっていた時期に刊行されたものの1つだけど、これは吸血鬼ではなく人狼のお話。今ではもうパラノーマル・ロマンスのブームは過去のものとなり、最近は…

6日目の未来 ジェイ・アッシャー キャロリン・マックラー

1990年代が舞台で、女子高生のエマがお父さんにパソコンを買ってもらい、インターネットに繋げてみたところ、何と15年後の自分のFacebookが表示されている!その書き込みによると、どうも不幸な結婚をしてみじめな人生を送ってるっぽい・・そんな未来は嫌だ…

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