ロマンス小説感想日記

ロマンス&ミステリー小説感想日記

海外ミステリー、ロマンス小説のブックレビュー

ブックレビュー

悪魔は壁の花に恋をする サラ・マクリーン

悪魔は壁の花に恋をする (ライムブックス) サラ・マクリーン 原書房 Wicked and the Wallflower: Bareknuckle Bastards Book 1 MacLean, Sarah Avon 年末はどこの出版社も人気作家を投入してくるので、ロマンス小説も12月はリサ・M・ライスにノーラ・ロバー…

真夜中の愛撫 リサ・マリー・ライス

ミッドナイトシリーズ最新作。ヒロインは優れた頭脳を持つコンピューターの達人で、ヒーローは陰謀に巻き込まれた彼女を守るASI社のエージェント。

カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ サリー・ルーニー

カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ サリー ルーニー 早川書房 Conversations with Friends Rooney, Sally Faber & Faber この作家の「ノーマル・ピープル」が良かったので、デビュー作のこちらも読んでみた。サリー・ルーニーは1991年生まれの若い作家で…

永き夜の終わりに アイリス・ジョハンセン ロイ・ジョハンセン

Kendra Michaels 4作目。シリーズ中、これが一番良かった。ケンドラの目を治療した医師が拉致される事件が起き、彼を救出するためにケンドラが奔走するストーリー。

THE MATCH ハーラン・コーベン

子供の頃、森の中で一人で暮していたところを保護されたワイルドが、DNA鑑定のサイトで親を探し始めたことをきっかけに、予想外の事件に巻き込まれていくというストーリー。

ふたりの逃亡者 ボブ・メイヤー

B・メイヤーは90年代に硬派な軍事サスペンスで人気があった作家らしい。これは2008年刊行の女性2人が活躍するスパイ・アクションもので、割と面白かった。

風に向かう花のように カーラ・ケリー

カーラ・ケリーのアメリカン・ヒストリカル。南北戦争後のアメリカ、ワイオミング州のララミー砦で軍医として働く少佐と、夫から虐待を受けて離婚し、新天地へやってきた女性のロマンス。

治療島 セバスチャン・フィツェック

ドラマ化されてprime videoで最近配信が始まったばかりの「治療島」。セバスチャン・フィツェックは以前「座席ナンバー7Aの恐怖 」を読んで割と面白かったので、ドラマを見るのではなく小説のほうを読んでみた。

サスペンス作家が殺人を邪魔するには エル・コシマノ

悪くはなかったけど前作のほうが良かったな。前作は、殺し屋と間違えられたヒロインが思いがけず事件に巻き込まれ、とんでもない状況に陥って右往左往するのが面白かったけど、

月光のレクイエム アイリス・ジョハンセン ロイ・ジョハンセン

ケンドラ・マイケルズ 3作目。ヒロインのケンドラがイヴ・ダンカンと友達というのは既出だけど、本作にはイヴの姉のベスが登場していた。イヴに姉なんていたっけ?

見えない求愛者 アイリス・ジョハンセン ロイ・ジョハンセン

ケンドラ・マイケルズ 2作目。生まれつき盲目で20歳の時に手術で視力を得たため、聴覚や嗅覚や触覚が異様に鋭い音楽療法士のケンドラが、その能力で犯罪捜査に協力し事件を解決に導くシリーズ。

スカーペッタ パトリシア・コーンウェル

このシリーズは1作目が刊行されたのが1992年だから、若い人は知らないかもしれないけれど、当時とても人気があって翻訳ミステリー好きな人はみんな読んでいた。

闇に浮かぶ牛 P・J・トレイシー

Monkeewrench 3作目。1作目の登場人物が勢ぞろいしていて、ミネアポリス市警の刑事たちだけでなく、ウィスコンシンの保安官事務所の面々も出てきて面白かった。

トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー ガブリエル・ゼヴィン

ゲームの製作に情熱を注いだ男女の青春を描いた物語で、ロマンスではないけれど愛に溢れたストーリー。とても良い話でもらい泣きしてしまった。

秘密と嘘と贖罪と 3部作 ナディア・リー

kindle unlimitedで読めるナディア・リーのロマンス小説。事故で死んだと思われていたヒロインが実は記憶を失い別人として生きていたというストーリーが面白そうだったので読んでみた。

すべての見えない光 アンソニー・ドーア

これはピューリッツァー賞を取った超ベストセラー小説で、Netflixがドラマ化したというので興味が沸いて読んでみた。

地獄が口を開けている ガード・スヴェン

Tommy Bergmann シリーズ2作目。kindle unlimitedに入っていたので読んでみた。

招かれざる宿泊者 ヘザー・グーデンカウフ

犯罪実話を題材にしたノンフィクションを書いている女性作家のワイリーが主人公で、20年前の殺人事件について執筆するため、犯罪現場だった空き家を借りて滞在していると、雪の中、庭に倒れている男の子を発見し・・・というストーリー。

人生は小説 ギヨーム・ミュッソ

これはミステリーなんだろうか?? 300頁足らずの短い小説で、純文学が好きな人には面白いかもしれないけど、ミステリーだと思って読むと何か違う。

グレイラットの殺人 M・W・クレイヴン

Washington Poe シリーズ4作目 700頁超えでシリーズ最長だけど、これまでで一番面白かった。

遙か山なみの隠れ家へ ロビン・カー

ヴァージンリバー シリーズ2作目。Netflixの人気ドラマの原作小説。

汚れなき子 ロミー・ハウスマン

ドイツの新人作家のミステリー。ドラマ化されて最近Netflixで配信が始まったばかりで、私は見ていないけどドラマの評判も良いみたい。

金庫破りときどきスパイ アシュリー・ウィーヴァー

ラブコメっぽいコージーミステリーで、美人なヒロインがイケメン2人と三角関係になる展開が楽しかったし、ドイツに機密文書を渡そうとしているスパイを阻止するサスペンスも面白かった。

われら闇より天を見る クリス・ウィタカー

これは評判通りの傑作だった。「拳銃使いの娘」や「父を撃った12の銃弾」と似たようなテイストだけど、それらよりも本作のほうが面白かった。

想いはベールに包まれて メアリ・バログ

ヒストリカル・ロマンスで顔に傷のあるヒーローの話なら多いけど、本作は顔に酷いあざのあるヒロインの話。

恐るべき太陽 ミシェル・ビュッシ

M・ビュッシは、叙述トリックで読者をあっと言わせるタイプの作家なので、ネタバレせずに感想を書くのが難しい。

凍った愛がとけるとき アメリア・アドラー

凍った愛がとけるとき (扶桑社ロマンス) アメリア・アドラー 扶桑社 Nurse's Date with a Billionaire: A clean billionaire romance (Billionaire Date Book 1) Addler, Amelia ANJ Press 扶桑社が珍しくロマンス小説の新しい作家を出してくれたのは良いけ…

ミセス・マーチの果てしない猜疑心 ヴァージニア・フェイト

これは全く面白くなかった。頭のネジが外れた女のわけのわからないモノローグを延々と読まされた上に、最後まで読んでもオチがない。

ミッキー7 エドワード・アシュトン

主人公のミッキーが、宇宙船で危険な任務を担当し、死ぬ度に新しくクローンを作って、これまでの記憶をインプットし復活する、「使い捨て人間」という

僕が死んだあの森 ピエール・ルメートル

これはミステリーというより、12歳で意図せず殺人を犯してしまった少年の人生を描いた人間ドラマで、特別凄いトリックがあるわけではないけれど、なかなか引き込まれるストーリーで読み応えがあった。

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