ロマンス小説感想日記

ロマンス&ミステリー小説感想日記

海外ミステリー、ロマンス小説のブックレビュー

ブックレビュー

天使は容赦なく殺す グレッグ・ルッカ

元がコミックだし表紙がイラストだから、ラノベっぽい内容かと思ったら、意外にもかなり硬派なスパイものだった。

憂鬱な10か月 イアン・マキューアン

こういう純文学系は普段あまり読まないのだけど、この作家は比較的読みやすく面白いという評判なので読んでみた。母親のお腹の中にいる胎児の視点で語られている独特のストーリー。

わが手に雨を グレッグ・ルッカ

先日Netflixの新作映画 ハート・オブ・ストーンを見た。"ワンダーウーマン"のガル・ガドット主演のスパイ・アクションで、"フィフティ・シェイズ"のジェイミー・ドーナンも出ていて、Netflixのアクション系では面白いほうだと思った。この映画のストーリーと…

天使が震える夜明け P・J・トレイシー

古いミステリーだけど、バリー賞とアンソニー賞の新人賞を取って、ベストセラーになっただけのことはありとても面白かった

8つの完璧な殺人 ピーター・スワンソン

こういう「名作ミステリーへのオマージュ」みたいな作品は、基本的にあまり好きじゃないけど、P・スワンソンはお気に入りの作家なので読んでみた。

伯爵の花嫁はサファイアのように輝く アビー・グラインズ

現代もののロマンスで人気の作家がヒストリカルに初挑戦した作品。兄弟と三角関係になるというのが面白そうだと思い読んでみることに。

ノーマル・ピープル サリー・ルーニー

S・ルーニーはアイルランドの作家で、本国では社会現象になるほどの人気らしい。読んでみると、人間の内面に深く斬り込んだ新感覚の恋愛小説で、ものすごく興味深い内容だった。

ホステージ クレア・マッキントッシュ

この作家のデビュー作「その手を離すのは、私」は面白かったけど、これは今一つだったなあ。

卒業生には向かない真実 ホリー・ジャクソン

これは確かに衝撃的だった。まさかこんな展開になるとは。良い子のピップが・・・。

イット・スターツ・ウィズ・アス コリーン・フーヴァー

It Ends With Usの待望の続編。リリーとアトラスのハッピーエンドを見届けられて胸が一杯になったわ。

あの夜、わたしたちの罪 ローリー・エリザベス・フリン

このヒロインには全く同情できないけれど、サスペンスとしては面白かった。

ファイナルガール・サポート・グループ グレイディ・ヘンドリクス

ホラー映画をネタにして書かれたサスペンスだけど、超常現象的な要素はないので普通にミステリーとして楽しめる作品だった。

喪われた少女 ラグナル・ヨナソン

アイスランドのミステリー作家と言えば、A・インドリダソンが有名だけど、この作家も良かった。

フォワード 未来を視る6つのSF ブレイク・クラウチ他

特別SFファンではない自分にも読みやすく、全体的にクオリティの高いアンソロジーだった。

哀惜 アン・クリーヴス

A・クリーヴスはこれまで読んだことがなかったけど、多くのシリーズがドラマ化されていて人気のある作家らしい。この「哀悼」も含め、ドラマ化されている作品は全てAXNミステリーが放映済み。→ 刑事マシュー・ヴェン 哀惜のうなり、

公爵令嬢と月夜のビースト ロレイン・ヒース

ヒロインのアルシアは公爵令嬢として裕福な生活を送っていたけれど、父親が女王暗殺の策略に加わっていたことが発覚して反逆罪で処刑され、爵位は剥奪、財産は没収、

シスター ロザムンド・ラプトン

イギリスの女性作家のデビュー作で、Amazon.comの2011年のMystery &Thriller Books Top 10 にも選ばれ、ベストセラーになった話題作。

フォールト・ライン 断たれた絆 バリー・アイスラー

この作家は、日米ハーフの暗殺者ジョン・レインのシリーズが有名だけど、これは別のシリーズ。次作が翻訳されていないところを見ると、あまり人気がなかったのかな?

暗殺者たちに口紅を ディアナ・レイバーン

秘密組織の暗殺者として長年一緒に働き、今は60代になっている4人の女性が突然何者かに命を狙われ、4人で協力して敵の正体を突き止め反撃するというストーリー。

過去からの殺意 ヴァル・マクダーミド

V・マクダーミドは多くの作品がドラマ化されているスコットランドの人気作家で、このカレン・ピリー シリーズは、昨年ドラマ化されて日本でも今年春に放映されたばかり。→刑事カレン・ピリー 再捜査ファイル

夕陽の道を北へゆけ ジャニーン・カミンズ

白人女性がメキシコ移民の話を書いたことでバッシングを受けて、アメリカではかなり炎上したという2020年の話題作。なかなか凄い内容だった

三年間の陥穽 アンデシュ・ルースルンド

Hoffmann & Grens シリーズ5作目。グレーンス警部は、以前は偏屈で感じ悪い人だったのに、今では孤独で寂しい老人という感じの哀れを誘うキャラクターになっているわね。

ブラック・リスト ブラッド・ソー

スコット・ハーヴァス シリーズ11作目。ブラッド・ソーも新作が出る度にベストセラーになっている超人気作家だけど、翻訳が止まっているのね。

夜明けのフロスト R・D・ウィングフィールド他

面白いと評判のフロスト警部シリーズ。今更ながら読んでみることに。長編はかなりのページ数なので、まずは試しに短編を。

真夜中の抱擁 リサ・マリー・ライス

ミッドナイト シリーズ最新作。またもや国家の危機レベルのすごい陰謀に巻き込まれたヒロインを助けるべく遣わされたヒーローが彼女と熱烈な恋に落ちる

ひとりの双子 ブリット・ベネット

1960年代のアメリカで、肌の色が薄い黒人ばかりが住む小さな町で生まれ育った双子の姉妹の物語。

女優エヴリンの七人の夫 テイラー・ジェンキンス・リード

ベストセラー作家の超話題作。期待以上に面白かった。これはおすすめ。貧しいキューバ移民の娘が貧困生活から抜け出すために女優を目指し、美貌を利用してハリウッドでのし上がっていくストーリー

ザ・フォックス フレデリック・フォーサイス

F・フォーサイスはスパイもので有名なイギリスの作家で、70年代の初めから小説を書いていて、現在84歳らしい。

木曜殺人クラブ 二度死んだ男 リチャード・オスマン

最近なぜか流行っている老人が主役のミステリー。その筆頭と言えるのがこのシリーズで、かなり人気があり売れているようなので、1冊くらい読んでみようかなと。

愛の迷路にさまよって ジョディ・エレン・マルパス

ヒーローは "天使の顔をした殺人者" と言われていて、超イケメンだけど冷酷さはハンパない。殺しは日常茶飯事で、銃で人を撃ちまくっている

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