ロマンス小説感想日記

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海外ロマンス小説、翻訳ミステリーのブックレビュー

求婚されなかった花嫁 エラ・クイン

 兄弟姉妹がやたらと多いワーシントン一族のシリーズ。特別目新しいものはないけど楽しく読めるヒストリカル。お互いに一目惚れした公爵と伯爵令嬢のロマンスで、多少の困難はあるけれど、割とすんなりカップルになって始終ラブラブの二人だった。賢くて行動力のあるしっかり者のヒロインが、摂政時代の貴族の令嬢とは思えない押しの強さで恋を実らせるストーリー。

 公爵のヒーローは、痴呆の父親が財産を浪費してしまったために悪化した財政を立て直している最中で、お金を取り戻すまでは結婚は出来ないと思っていたけれど、美しいヒロインに一目惚れ。さらに従弟が彼女に求愛中というややこしい状況で、三角関係で盛り上がるのかと思ったらそうでもなく、ヒロインは迷惑な求婚者をやっかい払いするために別の女性を紹介して2人をくっつけようとする。(うまくいったから良いけどちょっと強引すぎないか?)

 ヒロインがヒーローに「信頼が大切!何でも私に打ち明けて!」と言うのは確かに正論だけど、彼女を家のゴタゴタに巻き込みたくないから黙っていたヒーローの気持ちもわかるので、彼女の態度が若干独善的に感じられるところはあったけど、恋愛においてはストレートな性格が良い方向に作用していて、片時も離れていたくない程お互いにメロメロな二人のロマンスが楽しかった。

 

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