一夜かぎりの花嫁 エラ・クイン

　Worthingtonsシリーズ１作目。これが初邦訳だけど本国ではそれなりに人気のある作家らしい。あらすじが面白そうだったので読んだみたけど、う～ん、話が予想と違った。貴族の令嬢が、以前から思いを寄せていた伯爵と嵐の夜に偶然同じ宿に泊まることなり、一夜を共にしたけれど正体を明かすことなく去り、彼女に恋した伯爵は、なんとかして捜し出そうとする・・・このあらすじだけ見ると、シンデレラみたいでロマンティック！と思うんだけど、実際読んでみると、ヒーローは結構すぐにヒロインを見つけちゃうし、たくさんいる弟妹の面倒をみないといけないから結婚できない言ってるヒロインも、少し悩んでみたものの、わりとあっさりヒーローとの結婚を決めちゃって拍子抜け。そしてお互い大家族持ちなんで、どこの家に住むかとか部屋割りをどうするかとか、割とどうでもいい話が延々と続くんだけど、そういう話が読みたいんじゃないのよね～。これはほんとに肩透かしな作品でした。

一夜かぎりの花嫁 (ラズベリーブックス)

Three Weeks to Wed (The Worthingtons Book 1)

 私はkindle unlimitedで読みましたが、よくタイトルの入れ替えがあるので現在は読み放題には入っていないようです。