ロマンス小説感想日記

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海外ロマンス小説、翻訳ミステリーのブックレビュー

ラスト・トライアル ロバート・ベイリー

 McMurtrie and Drake 3作目。1作目で有罪になった運送会社の社長が仮釈放になって出所した途端に射殺され、容疑者となった女性の14歳の娘が母親を助けたい一心でマクマートリー教授の元を訪れる。少女の熱意にほだされた教授は弁護を引き受けることに。

 容疑者の女性は1作目の終わりで自殺したのかと思っていたけど生きてたのね。しかし今度は殺人容疑で逮捕されて気の毒すぎる。裁判は予想外の結末だったけど、法廷サスペンスでは割とよくあるパターンかなと。毎度、重要な証人が裁判中に次々消される凄いストーリー。事件はさておき、ここへ来て遂に教授が癌で余命宣告を受けてしまった・・・。これは泣ける。次作で完結だけど、教授がどうなってしまうのか気になるわ~。

 このシリーズは面白いけど、どちらかというとオジサン読者向けかなと思う。女の私からすると、セリフにちょくちょく卑猥な比喩が出てくるのがちょっと気になるし(南部の男性ってみんな下品なのかしら)、登場人物の平均年齢高め、癌の罹患率高めのシリーズで、前作では70過ぎの癌で余命わずかのジイサンが20代のストリッパーと遊んでたり(病気の年寄りにそんな元気あるのかと)、本作でも女子学生と不倫してる大学教授が出てきたり、そういうのが多くてちょっとオエッと思うのよね。ストーリーは良いんだけど、若干オジサン臭のする作風が残念だわ。このブログの読者層の女性にはあまり受けないかもね。

ラスト・トライアル (小学館文庫)

ラスト・トライアル (小学館文庫)

  • 作者: ロバート・ベイリー
  • 小学館

 

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