ロマンス小説感想日記

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海外ロマンス小説、翻訳ミステリーのブックレビュー

歴史は不運の繰り返し ジョディ・テイラー

 タイムトラベルものだけど、ややこしい設定はなくSFをあまり読まない私のような読者でもスラスラ読めてとても面白かった。ロマンスもあるし女性におすすめだと思う。(ちなみにこの作者はIsabella Barclayというペンネームでヒストリカル・ロマンスも書いている。)

 歴史学者のヒロインが研究所の仕事を紹介され応募してみると、そこでは何と実際にタイムトラベルをして歴史を調査していた。厳しい研修を経て、歴史家としてタイムマシンで任務に赴いたヒロインは、行く先々で災難に見舞われながらも何とか危機を乗り越える。途中で死んじゃう人もいる危険な任務で、血まみれの殺戮シーンがあったり、なかなかハードな内容。

 息つく暇もなく色んなことが次々と起こるジェットコースターのようなストーリーで、さっきまでタイムトラベルしてたと思ったら、いきなりラブコメっぽくなり、くっついた途端にお相手の男性がロマンス小説のヒーローばりにワイルドで激しくなって、何だか呆気にとられてしまった。(序盤から、この人もしかしてヒロインに気があるのかな?という発言がちらほら見られたので、一応前振りはあったけど。)ラブラブだと思ったらメロドラマみたいな展開になったりで忙しないけど面白かった。

 友情、裏切り、陰謀、ロマンス、全部入ってとにかく内容てんこ盛りで、1冊読んだだけなのに3~4冊読んだような感覚だわ。死んだ!と思ったら生きてた!みたいな怒涛の展開で退屈とは無縁のストーリー。いやぁ、楽しかった。原書は13作目まで出ている人気シリーズだけど、翻訳はこれ1冊だけ。続きが読みたいけど1作目の刊行から2年近くたっているのに2作目が出ていないから望み薄かな・・。

 

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