prime videoで話題のドラマ「デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃」(タイトルがダサいけど小説の邦題をそのまま採用したのね)を見たら意外と面白かったので感想を。
元々こういう芸能界ものはそんなに好きじゃないので見るつもりはなかったんだけど、原作者がインタビューで、これは架空のバンドの物語だけど、モデルにしたバンドはいるのかという質問に、実はフリートウッド・マックがモデルだと答えている記事を読んで興味が沸いた。フリートウッド・マック、昔好きでよく聴いていたのよね。キャリアの長いバンドだから初期の頃は知らないけど、再結成して”Tango In the Night"のアルバムがヒットしていたのが、ちょうど中学生で洋楽を聴き始めた頃で、"Little Lies”とか好きだったな。
ドラマで使われている曲の雰囲気もフリートウッド・マックっぽいし、デイジーのモデルがスティーヴィー・ニックスで、ビリーがリンジー・バッキンガムかな~とか思いながら見ていた。バンドのメンバーがヤク中になったりするドロドロした話かと思っていたら意外にも感動的な内容で(ヤク中やアル中にはなるけど)何度もウルっとさせられたわ。このドラマ、欧米では大人気らしいけど日本ではどうなのかしら。
原作小説はベストセラーになった話題作で、私は読んでいないけど翻訳もマイナーな出版社から刊行されている。作者のテイラー・ジェンキンス・リードは、架空のセレブをまるで実在の人物のようにリアルに描くことで高い評価を得ている作家で、ドラマも、こういうバンドが本当にいたんじゃないかと思えるほどリアリティがあった。
Entertainment Weeklyに、本とドラマの相違点を挙げている記事が。やはり小説とは内容を変えているのね。
今月発売される小説「女優エヴリンの七人の夫」はこの作家の出世作で原書は200万部越えの超ベストセラー。これもNetflixが映画化する予定らしいけど、詳細未定だから変更や中止の可能性はある。架空のハリウッド女優の物語だけど、作者によれば、エリザベス・テイラー、エヴァ・ガードナー、リタ・ヘイワース等の往年の女優がモデルらしい。映画化にあたって、ファンはエヴリン役にジェシカ・チャステインを推しているらしいけど、本人が否定している。 Jessica Chastain on Why She Declined to Sign Fan's Evelyn Hugo Novel
既に映画化されて今月アメリカで公開された"One True Loves"は割と普通の恋愛もの。事故で夫を亡くし、傷心を抱えて故郷に帰ったヒロインが、旧友の男性と再会して心を癒され、立ち直ってその彼と婚約したところに、実は夫が生きていたとわかるというストーリーらしい。日本では未公開だけど、そのうちどこかで配信されるかも。