ロマンス小説感想日記

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海外ロマンス小説、翻訳ミステリーのブックレビュー

最後の審判 ロバート・ベイリー

 シリーズ最終作は、復讐に取り憑かれて次々と人を殺しまくる殺し屋に、癌を患った老弁護士のトムが立ち向かうストーリー。ジョン・ウィックばりに残虐な殺戮シーンの連続で、最早法廷サスペンスではなくなっている。シリーズものでキャラクターに愛着が湧いているから読んだけど、弁護士が主人公なんだから、因縁の殺し屋との対決はできれば法廷で決着をつけてほしかったというのが正直なところかな。始まりは裁判ものだったのに、最後は銃撃アクションものになるシリーズって珍しいよなあ・・。

 かなり無理のある設定でツッコミどころはあるけれど、勢いのあるハイテンションなストーリーにどんどんページをめくってしまった。末期の癌で入院しているのに病院を抜け出して殺し屋と対決するトムはアクション映画のヒーローみたいで、荒唐無稽ではあるけどインパクトはあり面白かった。悪を倒して正義が勝つ展開は爽快で、最終作にふさわしい結末だったと思う。

最後の審判 (小学館文庫)

最後の審判 (小学館文庫)

  • 作者:ロバート・ベイリー
  • 小学館

 

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