ロマンス小説感想日記

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海外ロマンス小説、翻訳ミステリーのブックレビュー

もう終わりにしよう イアン・リード

 ベストセラーの話題作で、映画化もされている(Netflix | もう終わりにしよう)ので面白いかと思ったけど、何だかよくわからない話だった。280頁ほどの短い小説なので最後まで読んだけど、これ以上長かったら多分途中で挫折してたと思う。

 ホラーっぽい不気味なサスペンスで、カップルが男性の両親に会いに彼の実家に行くという設定だけど、女性のほうはどうも別れたがっているらしい。ドライブ中の会話も何だか哲学の問答のようで、曖昧でつかみどころがなくあまり面白いと思えなかった。この奇妙な話にどんなオチがあるのだろうと思い、最後まで読み切ったけど、結局疑問だらけでスッキリせず、読後に脱力感を覚えるような小説だった。自分の好みには合わなかったけど、ものすごく独創的なストーリーで、こういう作品を高く評価する人もいるだろうとは思う。あとがきによれば、色んな解釈の仕方がある作品とのことで、読者ひとりひとりの考えがすべて正解だと作者は語っているらしいけど、そんな風にストーリーの解釈を読者に丸投げするのは、作者の手抜きのように思えるわ。この話を一体どういう風に映像化したのかちょっとだけ気になるけど映画は2時間15分もあるのか。あまり見る気になれないなあ・・。

 

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