Netflixの新作映画「終わらない週末」を見たので感想を。これは原作小説はあまり面白くなさそうだから読んでいないけど、ジュリア・ロバーツ、イーサン・ホーク、ケビン・ベーコンという豪華キャスト(薹が立った俳優ばかりとは言え・・)で映画化されたので見てみたのよね。結論から言うとつまらなかった。だらだらしたストーリーでなかなか話が進まず、だんだん見るのが苦痛になってきて、結末だけは知りたいと思い途中から倍速で再生したくらい。(映画やドラマを倍速で見るのは邪道だと思うので、普段はあまりしないのだけど・・。)ストーリー的に、これはきっと壮大なオチがあるに違いないと思って見ていたけど、何この肩透かしな結末・・。せっかく良い役者を使っているのに残念すぎる内容だった。ジャンルとしては「ノック 終末の訪問者」(←これも期待外れな映画だった)と似た系統だけど、「ノック~」のほうがまだましだった。イーサン・ホークはB級アクション映画のリミット・オブ・アサシン プリデスティネーション なんかはそこそこ面白かったけど、この「終わらない~」では甲斐性のない父親役で、あまりパッとせずイマイチだったな。
ついでに他にも映画の感想を・・
最近見て良かったのは「フラッシュ」かな。アメコミ映画の中ではかなり面白いほうだと思う。最初に主役の俳優が出てきた時は、この冴えないお兄さんが主役??と思ったけど、オタクっぽい役柄にハマっていたし、一人二役をうまく演じていた。最近多いマルチバースがテーマだけど、ストーリーもよく出来ていたと思う。(マルチバース系でも「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」はこれが本当にアカデミー賞受賞作なのかというくらいワケワカメなストーリーで、あまり面白いと思えなかった。)
↑スーパーマンのヘンリー・カヴィルが出ていなくて残念!なぜかニコラス・ケイジがスーパーマン役で一瞬だけ出ていた。
ちなみに、music.jpは登録するだけで毎月クーポンがもらえて、無料で見られる映画がたくさんあるので、私はそれで見ました。
Netflixの 「ザ・キラー」はデヴィッド・フィンチャー監督作なので期待して見たけど、この監督にしては大したことなかったな。調べてみたらフランスのコミック↑が原作らしい。あまりマンガっぽいストーリーではなかったので、コミックが原作とは意外だった。
「コンティニュー」はイマイチだったな。ストーリーがジェイク・ギレンホールの「ミッション8ミニッツ」にちょっと似てるけど、「ミッション~」のほうがずっと面白いと思う。これはストーリーも杜撰だし、主人公のキャラクターも魅力に欠ける。主役の俳優も悪人顔であまり好きになれなかった。元々アメリカのHuluで配信された映画だけど、日本ではPrime Videoで配信中。
実話系ではPrime Videoの「眠りの地」とNetflixの「ペインハスラーズ」が、どちらも興味深い内容で良かった。
こんなお調子者の弁護士に人生を賭けた裁判の弁護を任せるなんて勇気あるな・・と思いながら見ていた。ハッピーエンドだから良かったけど・・。
オピオイド系の鎮痛剤の問題は、映画や小説で最近よく取り上げられているわね。しかしこれが実話だなんて、アメリカの製薬会社って恐ろしいな・・。
(12/19追記)
この記事の閲覧数がすごい数になっていてビックリ。新刊小説の感想を記事にしてもそこまでの閲覧数にはならないのに・・。世間の関心は、映画>>>小説なのねぇ。
オマケにもう一つ映画の感想を。Apple TV+ で配信が始まったばかりの「ファミリープラン」が面白かった。気楽に見れるアクション・コメディで、ストーリーがやや雑なところはあるものの、かなり笑えた。主演のマーク・ウォールバーグは筋肉が凄いから、どの映画でもやたらと脱いでいる気がするわね。一緒に見ていた夫が、「中古車のセールスマンがあんなにムキムキなんておかしいだろ」とツッコミを入れていた。
Apple TV+ は見ている人が少ないかもしれないけれど、最近はかなり頑張って面白い作品を配信していると思う。クリス・エヴァンズとアナ・デ・アルマス共演のスパイもの「ゴーステッド」も面白かったのでおすすめ。近日配信の作品には、劇場公開作の「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」や「ナポレオン」もあった。