ロマンス小説感想日記

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海外ロマンス小説、翻訳ミステリーのブックレビュー

愛をなくした大富豪 スーザン・マレリー

 久しぶりのスーザン・マレリー。珍しくHarlequin Special Editionの新作を書いたから翻訳されたのね。(多作な作家で翻訳は出ていないけど今も長編を年に4~5冊書いている。)それにしても日本のハーレクイン社は最近、元の長さに関係なくどれも一律で短く編集しちゃうのね。これなんて原書のページ数から察するに半分近く削られて、最早ダイジェスト版じゃないか。それくらいなら文庫でカットせずに出してくれたらいいのに・・。

 ヒロインは少女の頃、兄の友人に熱を上げていたけど、想いが叶うことはなく彼とは友達として付き合ってきた。なりゆきで夏の間、彼の家に同居することになり、昔の想いが蘇って・・というストーリー。2人のロマンスだけでなく、腎臓移植のドナーを待っている女性との友情や、ヒーローの両親との冷え切った関係、ヒロインの兄の恋愛事情等、読み応えのあるエピソードが詰まっていて盛沢山な内容だけど、やけに展開が早くてちょっと味気ない気がした。これはフルバージョンで読みたかったわ。良い話だっただけにカットされているのが惜しい。

 

ちなみに最近はハーレクインもゲイのロマンスを出すようになっていてビックリ。

The Lights on Knockbridge Lane (Garnet Run Book 3) (English Edition)

 

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