ロマンス小説感想日記

ロマンス&ミステリー小説感想日記

海外ミステリー、ロマンス小説のブックレビュー

ブックレビュー

罪責の神々 マイクル・コナリー

リンカーン弁護士シリーズ。ミッキーは地区検事長に立候補したものの選挙に敗れ、また刑事弁護士をしているという設定。

冤罪法廷 ジョン・グリシャム

実在の人物に基づいたストーリーだそうで、冤罪で服役している人を釈放させるために働く弁護士が主人公。

夜明けの光のなか永遠に シャノン・マッケナ

The Hellbound Brotherhood シリーズ最終作。トラスク兄弟の三男メースとウィルス学者のケイトのロマンス。

弁護士は奇策で勝負する デイヴィッド・ローゼンフェルト

犬好きの作家が書いた法廷ミステリーで、これは1作目だからそこまで犬の出番は多くなかったけど、シリーズが進むにつれ犬小説(?)みたいになっていくらしい。

殺人者の陳列棚 ダグラス・プレストン リンカーン・チャイルド

開発業者がNYで建築のために地面を掘り起こしたら大量の人骨が見つかって、どうやら19世紀の連続殺人犯の仕業だとわかり人々に衝撃をもたらしたと思ったら、何とその模倣犯らしき者があらわれ犯行を繰り返し・・というストーリー。

唇を閉ざせ ハーラン・コーベン

H・コーベンの出世作。2001年の作品だけど今読んでもそれほど古さは感じず、とても面白かった。

スキン・コレクター ジェフリー・ディーヴァー

インクの替わりに毒薬を使い、拉致した被害者にタトゥーを彫って殺害する連続殺人鬼って恐ろしすぎる。タトゥーに関する蘊蓄が色々と興味深く、そんなに血や体液が飛び散るものなんだと驚いた。

私の悪魔 サラ・グラン

ミステリーというよりホラー。悪魔に憑依された女性がだんだん思考を支配されていくのがとても怖かった。

本当の心を抱きしめて メアリ・バログ

Westcottシリーズ2作目。前作ヒロインのアナに振られてしまった画家で美術教師のジョエルがヒーローに。ヒロインは父親が重婚していたことが発覚し、伯爵令嬢から私生児に落ちぶれてしまったカミール。

判決破棄 マイクル・コナリー

刑事弁護士のミッキー・ハラーが、特別検察官として24年前の事件の再審に挑むストーリー。

サスペンス作家が人をうまく殺すには エル・コシマノ

これはおすすめ。この手のユーモア・ミステリーではかなり面白いほうだと思う。主人公のフィンレイはロマサスを書いている売れない作家で、浮気者の夫と離婚して2歳と4歳の子供を育てている31歳のシングルマザー。子育てに追われて執筆もままならず、家計…

56日間 キャサリン・ライアン・ハワード

ドラマ化決定。Obsession のタイトルでAmazon StudioとAtomic Monster が製作。

真鍮の評決 マイクル・コナリー

リンカーン弁護士シリーズ2作目。先日感想を書いた「潔白の法則」は最新作なのでネタバレに気を付けてあまり内容に触れないようにしたけれど、これはだいぶ前の作品で既に読んでいる人が多いと思うのでネタバレありで。これから読むつもりの方はご注意を。

潔白の法則 マイクル・コナリー

何者かに罠に嵌められ殺人の罪で起訴されてしまったミッキーが、自分の人生が懸かっているのに他人に弁護を任せられないと、自分で自分を弁護するというストーリー。

エヴァンズ家の娘 ヘザー・ヤング

ミステリーの要素は少なめで、女性向けフィクションという感じだけど、終盤に明かされた過去の事件の真相はショッキングだった。

アルテミス アンディ・ウィアー

「オデッセイ」を見た印象から、どちらかというと硬派なSFを書く作家なのかと思っていたけど、思ったよりもマンガちっくでユーモラスな作風だった。

キュレーターの殺人 M・W・クレイヴン

本作もなかなか入り組んだ凄い事件で、アメリカのFBIまで出てくるスケールの大きな犯罪でありながら、極めて個人的な私怨も絡んでいて、謎解きの面白さを堪能できるストーリーだった。

ダーク・マター ブレイク・クラウチ

ドラマ化 apple tv+ で5月配信予定 ドッペルゲンガー現象(?)がテーマのSFサスペンスで、恐らくガチのSFファンからすると色々突っ込みどころがあるんだろうけど、シュレディンガーの猫の説明とかもわかりやすかったし、文系頭の自分でも楽しく読めて面白…

放たれた虎 ミック・ヘロン

Slough Houseシリーズ3作目。「泥沼の家」の一員であるキャサリンが誘拐され、彼女を救出するため他のメンバーたちが奮闘するけれど、そこには罠が仕掛けられていて・・というストーリー。

もう終わりにしよう イアン・リード

ベストセラーの話題作で、映画化もされているので面白いかと思ったけど、何だかよくわからない話だった。

サンドリーヌ裁判 トマス・H・クック

トマス・H・クックは80年代から活躍しているアメリカの作家で、翻訳もたくさん出ていて日本でも人気があり、ミステリーのランキングで何度も上位に入っているし、日本のテレビ局によってドラマ化されたこともあるという。

死んだライオン ミック・ヘロン

Slough House シリーズ2作目。ソ連時代のスパイの残党や、クレムリンで一旗あげるため、イギリスの保安局にアプローチするロシアのオリガルヒが出てきたりして、なかなか興味深い内容。

法人類学者デイヴィッド・ハンター サイモン・ベケット

医師で法人類学者でもある主人公が、殺人事件で死体の状態を分析し、警察の捜査に協力するシリーズもののミステリー。

暗黒街の女 ミーガン・アボット

「暗黒街の女」は、信心深いキリスト教徒の家庭で育った普通の若い女性が、ギャングの女幹部に見い出され彼女の仕事を手伝うようになり、裏社会でのしあがっていくストーリー。

評決の代償 グレアム・ムーア

かなり面白い法廷ミステリー。10年前の事件が新たな殺人事件を引き起こし、当時の陪審員に疑惑が・・。「12人の怒れる男」のように陪審員に焦点を当てた裁判ものだけど、捻りが効いていて先の読めない展開のストーリーが凄く面白かった。これはおすすめ。

地上最後の刑事 ベン・H・ウィンタース

10年以上前だけど、セス・グレアム・スミスが書いた「高慢と偏見とゾンビ」というJ・オースティンの名作にゾンビを登場させたマッシュアップ小説がベストセラーになって、翻訳も出ていたから私も当時読んだのよね。

伯爵と窓際のデビュタント ロレイン・ヒース

Sins of All Seasons シリーズ5作目。L・ヒースは切ないロマンスに定評のある作家だけど、本作はそれほど悲痛な設定ではなく、かなり甘々なラブストーリーだった。

欺きの仮面 サンドラ・ブラウン

連続殺人犯を追うFBI捜査官のドレックスが、遂に犯人と思われる男を発見すると、彼は結婚していて、若く美しい妻がいた。彼女は共犯者なのか、それとも殺人犯の次の犠牲者なのか・・・というストーリー。

魔術師の匣 カミラ・レックバリ ヘンリック・フェキセウス

上下巻で800頁という凄いボリューム。2人で書いてると長くなるんだろうか?女刑事とメンタリストがタッグを組んで難事件に挑むミステリーだというから面白そうだと思い読んでみた

窓際のスパイ ミック・ヘロン

イギリスの作家が書いたスパイもので、派手さはないけどアクションよりもサスペンス重視のストーリーが自分の好みに合っていて面白かった。

無断転載禁止 copyright © 2018 BOOKWORM