♡Contemporary
アラフォーのヒーローはジャーナリストで、昔は戦場特派員として危険な取材を行ってきたけど、今は燃え尽きてそういう仕事からは遠ざかり、雑誌にインテリアなんかの記事を書いている。彼は昔付き合っていた女性を本気で愛していたけれど、仲違いして別れて…
軽めのラブコメだと思っていたけど、読んでみたらロマンスだけではなく家族ドラマに政治やら社会問題やら色んな要素の詰まったエンタメ小説という感じで、ロマンス小説という枠には収まりきらない内容だと思う。
「愛だけじゃたりない」は、アフリカ系アメリカ人で既婚女性のヒロインが、精神科医に自分のセックス依存症を告白するところから始まるストーリー。ヒロインは夫を愛しているのに彼との行為では満足できず、愛人が3人もいるという。
フィギュアスケーターのロマンス。この作者はスポーツをテーマにしたロマンスで定評のある作家だそうで、選手の実態や競技に関しても割ときちんと書かれたスポ根もので面白かった。
イギリスの田舎町出身の労働者階級の女性と地中海の公国のプリンスが恋に落ちるストーリーで、ロイヤルファミリーに嫁入りすることの大変さをやや辛口のユーモアを交えて描いていて、恋に仕事に頑張るヒロインの奮闘がメインのチックリット。
ヒロインはシリコンバレーで働くロボットエンジニア。人付き合いが苦手で恋人もいない。妹がもうすぐ結婚するので、母親から結婚式に同伴する彼氏を見つけろとせっつかれている。母親に勧められた男性とデートしてみたけど悲惨な結果に終わり、自暴自棄にな…
これは元々Wattpadという小説投稿サイトに掲載されていた作品だそうで、そこで人気を得て出版されベストセラーになったらしい。ボーイバンドが大好きな作者が書いたOne Directionのファンフィクションで、Fifty shades of Greyの大学生バージョンとか言われ…
コリーン・フーヴァーの新作!発売されるのをすごく楽しみにしていたので、寝る間も惜しんで貪るように読んでしまった。期待以上の出来で、ロマンス小説でこれほど読者を引き込み、のめり込ませるストーリーはなかなかないと思う。
ジョハンセンの初期作。「きらめく~」のヒロインは、フィギュアスケートのオリンピック選手。作中、“東ドイツの選手が・・”という記述があって時代を感じたわ。両親を早くに亡くしたヒロインの後見人がヒーローでかなりの年の差。
この作品は2004年に刊行されたリサ・ジュエルの初期作。チックリットのカテゴリーに入る作品だけど、ブリジットジョーンズやお買い物日記シリーズみたいなのより内容が深くて良い話だった。
ミステリー作家のJ・パタースンが初めて書いたラブストーリー。普段はこの手のものはあまり読もうと思わないのだけれど、パタースンならミステリーっぽくて面白いかもと思い読んでみた。
この作者の「愛は闇のかなたに」も良かったけど、これはさらに面白かった。基本的には前作と似たようなストーリーだけど、面白さはパワーアップしてる。父親がマフィアの親玉で、厳しく育てられた箱入り娘のヒロインと、彼女の父親に恨みを持っている上院議…
高級文具店でラブレターの代筆屋をしているヒロインが、依頼人の男性と一緒に手紙の内容を検討しているうちに恋に落ちるという独創的な設定。こういう作品は好みが分かれそう。
お久しぶりのジュリー・ジェームズ。こういう明るく楽しいラブコメを待っていた!今作は、FBI捜査官のヒーローと検事補のヒロインのロマンスで、ちょっとしたサスペンスもあり、まさに好みの展開でとても楽しかった。
この作品は、原書の評価も高くて人気のある作家のようだから期待していたのだけど、何だか予想と違うストーリーだった。ヒーローが元ギャングで前科者だから、危険な雰囲気の近寄りがたい男性なのかと思っていたけど、経歴の割には普通っぽくて拍子抜け。
ペニー・ジョーダンの長編を読むのはこれが初めてだけど、プロットがちょっと増強されて尺が長くなってるだけで、いつも通りのストーリーだった。ヒロインは、インテリアデザイナーとして自分の会社を経営しながら一人で姪を育てている。自分には男性なんか…
もう何年も読んでなかったS・E・フィリップスだけど、久しぶりに読んでみたらとても面白く感じた。笑えて泣けるストーリーが絶妙で上手い!この作者の良さを再認識できたわ。ヒロインの状況がブラピに捨てられたジェニファー・アニストンとしか思えなくて最…
アイリス・ジョハンセンの初期作をもう1冊。こちらは1990年の作品で、ウインド・ダンサーシリーズの直前に書かれたもの。ミュージカル女優と作曲家のロマンスだから、「嵐の丘での誓い」と似たような話かと思っていたけど、デビュー作から進化して、色んな…
「嵐の丘での誓い」は1983年に書かれたこの作者のデビュー作みたい。駆け出し女優のヒロインと大物プロデューサーのヒーローのロマンス。後に人気作家になるだけあって、デビュー作でも結構上手い。年上の世慣れたヒーローが若い清純なヒロインにメロメロに…
Surrender Trilogy1作目。ヒーローは親友の奥さんであるヒロインにずっと思いを寄せていて、3年前にその親友が亡くなって以来、ヒロインが悲しみから立ち直るのをずっと待っていた。
これは1990年の作品だから、一昔前のメロドラマ風で少々陳腐ではあるけれど、山あり谷ありのストーリーで退屈することなく、そこそこ面白く読めた。
映画化決定作品らしいけど、原作というわけじゃなく、脚本のノベライズなのね。所謂ロマンス小説じゃなくニコラス・スパークス系の感涙ものだけど、ちょっと好みと違った。そもそもドラマや映画のノベライズってイマイチなことが多いのよねえ。
こういう学園もののYA小説を読むのは久しぶりだなあ。裏表紙のあらすじから想像したのとはだいぶ違う話だったけど面白かった。原題の“Slammed”は、パフォーマンスしながら自作の詩を朗読する“poetry slam”から来ているのね。ポエトリー・スラムというものを…
E L ジェイムズの待望の新作。ヒーローが伯爵だからヒストリカルだと勝手に思っていたけど現代のお話でした。今作は完全なオリジナルだから作風も少しは変わってるかと思ったけど、SM要素がないだけで、基本的にはフィフティ・シェイズと同じだった。
ナンタケットの花嫁シリーズ2作目。前作のカップルに比べると、今作はヨーロッパの小国の皇太子と普通のアメリカ人女性のロマンスなので、色んな障害があり前途多難で面白かった。惹かれあっている2人なのに、ヒーローには親に決められた婚約者がいて、ど…
ナンタケットの花嫁シリーズ1作目。主役の二人のロマンスに、それぞれの家族模様、さらに過去の恋人たちの悲劇も加わり、込み入った設定の盛沢山な内容だけど、読みやすく書かれていて混乱することなく読め、ベテラン作家の筆さばきに感心する。
スーザン・マレリーがシアトルでレストランチェーンを経営するブキャナン一族の人々を主役にした全4作のシリーズ
ハーレクインの人気作家、サラ・モーガンの長編ロマンス。From Manhattan With Loveシリーズの3作目で、この作品は2017年のRITA賞を受賞している。実力のある作家は長編を書かせても上手い。シリーズ1作目から読んでるけど、セリフの書き方にセンスが感じ…
ヒーローはギャングのボスの息子で、汚れ仕事を請け負うフィクサー。復讐のためには殺人も辞さない。暗めの雰囲気のロマンスだけど、ヒロインが割と肝の据わった根性のある女性なので、そこまで陰鬱な感じではなかった。サスペンス要素は少なめで、手短に言…
久しぶりにソフィー・キンセラを読んだら面白くて、立て続けに2冊読んでしまった。